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「BYD シャーク」長距離走行が可能な新型BYDのフルサイズピックアップトラックはPHEV!

2024年6月24日

テスラのライバルBYDは、次なる大攻勢に出る。同社は「シャーク(Shark)」という名前で、強力なピックアップトラックを発表した。しかもプラグインハイブリッド(PHEV)で!

現在、BYDほど欧米の自動車メーカーに畏敬の念を抱かせる中国メーカーはほとんどない。BYDのクルマはほぼ常に最高品質で、しかもほぼすべての価格帯で入手可能だ。市場をリードするテスラでさえ、この極東のライバルの前では震え上がる。

Gizmochina.comによると、BYDはメキシコで開催された記者会見で、ピックアップトラックファンをターゲットにした最新モデルを発表した。BYDは「シャーク(Shark)」という名の巨大なピックアップトラックを市場に投入する。しかし今のところ、このプラグイン・ハイブリッドは北米、中南米、オーストラリアでのみ販売される予定だ。中国での発売の可能性も検討されているが、ヨーロッパでの話は今のところない。

最大840kmの航続距離

この車両は正にパワーハウスだ。BYDのDMO(Dual Mode Off-Road)プラットフォームをベースに、高出力エンジンとモーターで構成されるPHEVシステムを搭載。時速0~100km加速は5.7秒以下、複合航続距離は840kmとなる。「BYD シャーク」には2つのモータ-が搭載されている。フロントアクスルでは、170kW、310Nmのトルクを発揮し、リアアクスルでは150kW、340Nmを発揮する。この組み合わせにより、Bolidは0から100kmまで5.7秒で加速し、最高速度は160kn/hに達する。純粋な電気モードでは、29.58kW/時のバッテリーの助けを借りて、車両は最大100kmを走行できる。内燃機関と組み合わせると、なんと840kmもの距離を走行できる。BYDによると、ガソリン消費量は100キロメートル当たり7.5リットル。

最先端のテクノロジーを装備した車内

「BYD シャーク」は最先端のテクノロジーを採用し、10.25インチの計器ディスプレイとインフォテインメントコントロール用の12.8インチタッチスクリーンを中央に装備している。さらに、この車両には未来的な外観の12インチヘッドアップディスプレイを装備。スマートフォンでは、Apple CarplayとAndroid Autoの両方が利用可能。

360度カメラシステムと180度シャーシカメラの組み合わせにより、全方位の視界を最大限に確保し、5.46x1.97×1.93mの車両の操縦を容易にするよう設計されている。BYD シャークにはGLバージョンとGSバージョンがあるが、これらのバージョンの違いは不明である。シャークGLは約49,300ユーロ(約838万円)から、シャークGSは約53,100ユーロ(約900万円)からである。

Text:Manuel Bauer
Photo:BYD