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わずか1年でフェイスリフト!さらにパワーアップされた新型BMW「M2」に関する全ての情報!

2024年6月27日

BMW M2:「BMW M2(G87)」のデビューから1年でフェイスリフトされた「M2」。エンジン出力は20馬力アップの480馬力!価格、デザイン、パワートレイン、装備のすべての情報をお届け。

デビュー後わずか1年でフェイスリフト

BMWは「M2」でスポーティなコンパクトカーセグメントをカバーしている。第2世代G87「M2」は2023年デビューだが、パフォーマンスの向上と外観の調整に焦点が当てられたフェイスリフト(BMWの専門用語でLCI(ライフサイクル・インパルス))が行われる。その生産開始は8月を予定している。

価格:8万ユーロ(約1,360万円)弱から

改良されたばかりの「BMW M2」を自分のものと呼びたい場合は、少なくとも76,600ユーロ(約1,302万円)を用意しなければならない。また、このスポーティなクーペにはオートマチックトランスミッションが装備されるが、マニュアルギアボックス搭載モデルが欲しい場合は、もう少し高い77,100ユーロ(約1,310万円)を支払う必要がある。

デザイン:見た目の変更はほとんどない

2023年にニュー「BMW M2」が発表されたときは、リアライトの贅沢な外観に見惚れたが、今回のフェイスリフトではヘッドライトにも手が入っていない。その他のディテールが調整されただけだ。

ダブルスポークホイールには、ブラックの他にシルバーも用意された。

カーボンルーフによる軽量化

「M2」のデザインは何よりも力強い。この印象は、特にコンパクトなサイズと比較的広いトラック幅が物語っている。フロントも何も変わっていない。ブラックのダブルキドニーグリルと人目を引くエアインテークが特徴的だ。また、「M2」の全体的な外観をもう少しダークにしたい場合は、シャドーラインのLEDヘッドライトをオプションで注文することができる。

もうひとつのオプションはルーフに関するものだが、これは単なる視覚的価値以上のものがある。カーボンルーフを選択した場合、6kgの軽量化が図られる。

リアに話を戻すと、シャドーラインのファンなら大喜びだろう。レタリングが標準でブラックになっただけでなく、4本のテールパイプトリムも工場出荷時からブラックになった。

テールパイプトリムは標準ではブラック仕上げだが、オプションでシルバーに変更することもできる。

多数の新塗装仕上げが選択可能

ボディカラーは3色のソリッドカラー、5色のメタリック塗装仕上げ、6色の個性的なカラーが用意されている。

新色: サンパウロイエローソリッド、ファイヤーレッドメタリック、ポルティマオブルーメタリック、スカイスクレイパーグレーメタリック、そしてジャワグリーン、ブードゥーブルー、グリジオテレスト、トワイライトパープルである。

また、Mライトアロイホイール(フロント19インチ、リア20インチ)には、漆黒に加えシルバーが追加された。

パワートレイン:改良型M2のパワーがさらに向上

460馬力はコンパクトスポーツカーとしては十分すぎるパワーだが、排気量3リッターの直列6気筒ツインターボエンジン「S58」は出力を20馬力向上させ、最高出力は480馬力となった!

しかし、最大トルクは550Nmのままである。オートマチックトランスミッションのM2を選ぶと、最大トルクはさらに600Nmまで上昇する。

これらの値により、0-100 km/h加速は4.0秒(オートマチックトランスミッション)または4.2秒(マニュアルトランスミッション)で、0-200km/hまでは、オートマチックトランスミッションのモデルで12.9秒、マニュアルトランスミッションのモデルで13.7秒。0-200 km/hはそれぞれ0.6秒向上している。最高速度は最終的に250km/hに達する。ただし、オプションのMドライバーズパッケージを選択した場合、最高速度は285km/hまで向上する。

特別なオイルポンプ

BMW M GmbHは、このクルマが誰のために、あるいは何のために作られているのかを熟知しており、非常に高い負荷がかかった状態でも確実に機能するよう設計された特殊な冷却システムや、ドリフト走行状態でも問題なくオイルが供給されるよう設計されたマップ制御式オイルポンプなどの機能が、その証となっている。

装備:カーボンファイバー製バケットシートも個別に設定可能に

インテリアでは、ステアリングホイールが変更されている。ステアリングホイール下部は平らになり、スポークも新しいデザインになった。赤い12時のマークが、ステアリングホイールに典型的なスポーティさを与えている。オプションでアルカンターラ巻きも用意されている!

シートのバイカラーデザインも新しい!

さらにスポーティなシートがお好みの方には、Mスポーツシートに加え、カーボンファイバー製バケットシートも用意されている。さらに、今回のマイナーチェンジでは、軽量シートも個別に設定できるようになった。従来は、Mレーストラックパッケージでのみ選択可能だったものだ。

インテリアトリムもカスタマイズ可能となっている。ダークグラファイトマットフィニッシュが好みではない人は、アルミニウムロンビクルアンソラサイト、Mカーボンファイバー、アルミニウムファインフィニッシュも選べる。

「BMW M2」は本格的なスポーツカーだが、もちろん快適性も重視されている。3ゾーンオートマチックエアコン、ナビゲーションシステム、アンビエントライティング、Apple CarPlay、Android Auto、BMWライブコックピットプラスが標準装備されている。

Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: BMW Group