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【動画付き】アンビリバボー! 37年前生まれのゴルフ2に1300馬力 どのランボルギーニより速い

2020年8月20日

VWゴルフ2: チューニング、トップスピード、レース1000

この世界で最も速いVWゴルフ2は、時速340 kmを超えるスピードでドライブする。この目立たないVWゴルフ2の馬力は1300馬力で、その性能はどのランボルギーニよりも速い。なんと2.76秒という信じられないほどの短時間で、時速100キロから200キロまで加速する。ビデオ付き!

この目立たないVWゴルフ2は、つい最近、「レース1000(Race 1000)」で340 km/h以上を達成した。どのランボルギーニよりも速い。そのパフォーマンスと加速値は信じられないほどだ!

「ターボセクター オスト(Turbosektor Ost)」のゴルフ2は、見た目は普通のゴルフだが、普通のゴルフとは完全に異なる。所有者のWimmi氏は、約14年前に、普段の足として、扱いやすいシンクロの98馬力VWゴルフを購入し、冬の間の足としてしばらく運転していた。そしてその後、長年にわたってこのゴルフは何度も何度も改造されてきた。それはV6ツインターボと約450馬力で始まった。
その際に、Wimmi氏はドライブをシンクロからから4モーションに変換した。さまざまなシングルターボ変換の後、巨大な改造ターボチャージャーを備えたR33 6気筒が現在このゴルフ2に取り付けられている。
パフォーマンス?
少なくとも1300馬力!
信じられない。
時速200キロから300キロの加速タイム?
たったの4.66秒だ。

このパワーレーティングは少し楽観的すぎるのではないかと疑心を持っておられる方は、以下のビデオを見る必要がある。その中で、ゴルフ2は、レース1000で信じられないほどの340.58km/hにまで加速し、それを0.5マイル(804.67メートル)で成し遂げているのだ。その加速値も信じがたいほどだ。たったの2.76秒で時速100キロから200キロ、そして記録的な4.66秒で時速200キロから300キロまで加速する。ちなみに現在のギア比で最高速度は350km/h。そして、そのようなゴルフ2にはどれくらいの費用がかかるのだろうか?Wimmi氏によれば、約50,000ユーロ(約625万円)、そしてもちろん数え切れないほどの労働時間も必要なことはいうまでもないだろう。ただし、改造するたびに材料が損傷するため、純粋なチューニングよりもはるかに重要なのはメンテナンスだという。Wimmi氏は、ゴルフ2のエンジンを取り外して、再インストールした回数をおぼえていないということだ。(笑)
人類の速さへの願望は果てしない。

そこのあなた、ゴルフ2のもともとのパワー、何馬力か覚えていますか?

125馬力…って、それは普通のモデルじゃないですよ、高性能なモデルであるGTIが、125馬力なんです。穏やかな一般的なモデルである、EとかGLEなんてのは、100馬力なかったんですから、世の中がいかに平和だったかって時代なわけです。そういえばわが国では、ソアラがツインカム6乗せて、170馬力だなんだって大騒ぎしていた時代ですから、ゴルフGTIの馬力だってもう十分以上な感じではありますけれど、今のような500馬力だ、600馬力がスーパースポーツカーの標準みたいな時代になるなんて、だれが考えたでしょうか。

そんな平和な時代に生まれたゴルフ2に1300馬力なんて載せちゃって大丈夫かと言われたら、そりゃ大丈夫じゃないでしょうねぇ、としか言いようがありませんが、とにかく世の中にはいろいろな人がいて、いろいろな努力をするもんだ、という話ではあります。

まあこういうクルマは「形だけもとのくるま」で中身はもう全部違う、ってのが普通ですが、それにしたって、限度ってものがあるでしょう。いくら一番ドイツ的にしっかり作ってあったとして知られているゴルフ2だって、その基本性能には限界があるでしょうし、何より空力特性が心配になってしまいます。このまま青天井に馬力上げ続けて、いつか飛んでってしまわないかと心配ですが、まあ人間、好きなことをやっている時間が一番幸せ、ってことなんかもしれません。
邪魔しないで、そっとしといてあげましょう

百聞は一見に如かず。以下のYouTube動画でその凄まじさをご覧あれ。

Author: Jan Götze
加筆:大林晃平