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【クラッシュ!!!】三菱ランサーが泳いでる!そんなアホな! ランエボじゃないからいいか

2020年8月19日

酔っ払いドライバーが彼のランエボⅧをプールに沈めた。飲酒運転は決して楽しい経験ではない。しかしこの場合、その酔っ払いドライバーが誤ってプールの中に駐車したときの結果は例外的に壮観なものだった。

一見パーティージョークのように見えるものは、アーリントン(米国テキサス州)の男性に、多額の賠償費用をもたらす可能性がある。言うまでもなく、彼はおそらく二度と日本のカルト的なセダンに乗ることはできないないだろう。よく見ると、水の中に赤い三菱ランサーが立っている(浮いている?)ことがわかる。残念ながらモデルを正確には確認できないが、スポーティなエボリューションモデルではないようだ。ほぼ間違いなく8代目(エボリューションVIII)のノッチバック(CY0シリーズ)がここで最後のスピンをしたのだろう。ランサーは「ワイルドスピード(Fast & Furious)」シリーズに登場して以来、カルトカーとして、多くのエンスージアストたちから、崇め奉られてきた1台だ。

酔っ払いテキサス人が裏庭を走り抜けてプールに飛び込むレース

しかし、実際には何が起こっていたのだろうか?地元警察によれば、夜中に三菱ランサーを制御不能に陥れ、仕切り壁を突き破り、裏庭を経由してプールに突っ込んだ時、運転していた男性は激しく酔っていたという。男はその後、水没した車から自分自身の力で脱出することができたが、地元警察によって直接拘束された。彼は、今後、厳しい罰則に直面することになると同時に、自分の車の損失はもとより、飲酒運転の影響下で壁や庭やプールの破損に対する賠償もおこなわなければならない。これは事故に関連して、アーリントン警察がツイッターに投稿したものから得た情報だ。

破壊の証明写真。ランサーは、プールに着陸する前に、壁を突き破り、数100メートルにわたって庭園を突っ切った。

いくら全世界的に酷暑が続いているといったって、クルマのままプールに飛び込んじゃダメだろう…という冗談を言う気にもならないような事故で、運転手を含め誰も命を落とすことがなかったから一応は決着できるが、それでも酔っぱらってというくだりがあるから、これは許されざる犯罪であると思う。

酔って車に乗ったことが言語道断なら、プールに落ちたことも論外。プールだって、クルマが入ってしまえば健康に良くない有害物質が染み出てしまっているだろうし、迷惑千万な話である。ランサーだろうがなんだろうが、こういう事故はあってはいけないし、だれの命も亡くなっていないことだけがせめてもの救いである。まだまだ暑い夏が続きそうですが、くれぐれもこんなバカな運転手にだけはならないように、そして車が「悪の存在」になってしまわないようにくれぐれも注意しましょう。

Text: Julian Rabe
加筆:大林晃平