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【初テスト】新型VWパサート ヴァリアント(B9)は(今回も)何でもこなせるVWのオールラウンダーだ!

2024年6月19日

新型VWパサート初テスト

VW パサート(B9)1.5 eTSI(マイルドハイブリッド)をテスト。パワートレインは小型電動モーターからの電動アシストを持つ150馬力のガソリンエンジンであり、7速DSGを介して前輪にその力を送る。
VW パサートのフロントシート(試乗車では機械式調整でマッサージ機能付き)は骨盤と上半身に理想的にフィットし、ダイナミックな運転状況でも安定したサポートを提供し、十分なサポートとリクライニング面を提供する。リアスペースも快適である。
VW パサートのボンネットの中はもっと進化している。ベルトスタータージェネレーター、48ボルトバッテリー、可変ジオメトリー付きターボチャージャー、部分負荷時の気筒休止、それに空力的な改良が加わっている。1.5リッターエンジンはフル加速するときにもその存在が感じられ、聞こえ、体感できる。そして、レッドゾーンに向かって、かなり熱心に、そして特に自信をもって突っ走る。排気量がもう少し大きければ、走りのスムーズさとノイズの発生が改善されたに違いない。
VW パサートの正確に調整されたレシオレンジと心地よいパワーアシストを備えた可変ステアリングは、この大きなクルマをきめ細かく操ることを容易にしてくれる。
VW パサートの走行時の挙動は、常にしっかりと安定し、(電子制御トラックによって)とにかく驚くほど安全で、舗装路の長い起伏も路面の厄介な段差もビロードのように滑らかに吸収する。
VW パサート 1.5TSIは、パーシャルスロットルや、そこそこの速度でクルージングしているときでも、とてもお行儀がよく、振動もなく、ゆったりと走る。フロントとリアの合わせガラスのサイドウィンドウが風切り音を効果的に遮断し、車内の制音声も高く、ロードノイズもほとんど聞こえない。
非常に悪路であっても、VW パサートは決して不正確さやスポンジーささえ感じることはなく、DCC Proのおかげで、15段階(!)の歯切れの良さ、硬さ、または旅行好きのゆったりとしたロードホールディングに設定することができる。

Text: Jan Horn and Mirko Menke
Photo: Bild: Olaf Itrich / AUTO BILD