悲しい物語 廃墟状態のショールームの隅に放置されてあった特別なポルシェ カレラGT見つかる

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とても胸が痛む。この非常に特別なポルシェ カレラGTは、長年にわたり放置され続けてきた。中国では、廃墟と化したフェラーリのショールームで、希少なポルシェ カレラGTが埃をかぶったままで捨て置かれている。果たしてこのスーパースポーツカーは救えるのか?

これらの写真は車のファンには耐えられない!

インスタグラムでは、埃っぽいポルシェカレラGTの写真を見ることができる。ポルシェカレラGTは、フェラーリ575スーパーアメリカと黄色のコルベットC5 Z06とともに、放棄されたフェラーリのショールームで何年も手つかずで、放置されたままだ。これらの悲しい写真の裏にあるストーリーとは…。

なぜ放棄されたショールームに車があるのか?

写真は、8月1日にインスタグラムユーザー名「cheongermando」で知られるジェームス ワン氏によってアップロードされたものだ。それ以来、6枚の写真はインターネットを通じて急速に拡散された。それらの写真に写っているのは、放棄されたショールームに捨て置かれたままの赤いポルシェ カレラGT、グレーのフェラーリ575スーパーアメリカ(人気の高いハンドスイッチとされる)、黄色のコルベットC5 Z06の3台だ。

「cheongermando」によれば、この写真が写された場所は2005年にオープンした中国広州での最初のフェラーリとマセラティのディーラーのショールーム内だとのこと。その当時の自動車販売店であるということは、写真で見ることができる多数のレタリングによって証明されている。ショールーム内には、フェラーリ612スカリエッティのポスターと関連する展示もある。

しかし、ワン氏によると、ディーラーショールームはその数年後に閉鎖され、一部の車両は単に、今日まで、「忘れられたまま」なだけだという!3台中のハイライトはもちろんポルシェ カレラGTだ。2003年から2006年の間に、正確に1270台が製造され、今日では500,000ユーロ(約6,250万円)未満では購入できないコレクター向けの人気アイテムだからだ。数少ない、短い走行距離の珍しいボディカラーのものであれば、最大100万ユーロ(約1億2,500万円)の価値がある。そのような価値のあるカレラGTが中国の広州でほこりをかぶったまま捨て置かれているのだ。ワン氏によれば、このカレラGTは、特別色のPTSザンジバルレッドボディで組み立てられた、わずか3台のカレラGTのうちの1台だという。一部がボディカラーと同色で塗装されているホイールとの組み合わせであることも併せて考えると、このカレラGTは絶対に希少な1台だ。

廃墟と化したショールームで、ポルシェ カレラGTの隣には、黄色のコルベットC5 Z06も放置されていた。

救い出せる希望はある

噂を信じるなら、このカレラGTは廃墟のショールームに少なくとも8年間捨て置かれたままだ。ただし、コルベットC5 Z06とカレラGTのどちらにも埃の層がそれほど厚くないことは注目に値する。つまり保管環境はなかなか良いと言えよう。フェラーリ575スーパーアメリカのフロントタイヤだけが、明らかに空気が完全に抜けている。しかし、希望の光はある。以前ショールームに置かれてあった赤いフェラーリ575スーパーアメリカが、2016年に販売されたと言われている。さらに、ワン氏はインスタグラムで、非常に短い時間の間に、自動車ブローカーから無数の問い合わせを受けたと報告し、全員がカレラGTの正確な場所を尋ねていたと報告している。願わくば、これらのスーパースポーツカーが、大切に所有し、愛用してくれる人の手に渡ってほしいものだ。

フェラーリ575スーパーアメリカはタイヤの空気が抜けた状態なのが痛ましい。だがほこりの層が厚くないことに注目。
©https://www.instagram.com/cheongermando/

Text: Jan Götze
Photos: https://www.instagram.com/cheongermando/