新型「スズキ スイフト」良いレシピは高価である必要はなく多くの材料を必要としない ドイツ人の感想と評価は?
2024年4月3日
スズキ スイフト(SUZUKI SWIFT):日本製ベビーカーをチェックする。スズキはスイフト、ひいては小型で経済的で手頃な価格のクルマというコンセプトにこだわっていることを7代目スイフトの初ドライブで実感した。
小型車に前輪駆動と、必要なら全輪駆動を追加する。全体を派手な外装色で飾り、運転に絶対必要でないものはすべて省く。スズキのレシピに基づいた「スイフト」が完成した。これらの基本要素を備えた7代目は、約40年の製造期間を経て、2024年4月末にドイツ国内の販売店にも並ぶ予定だ。
主要データ: 3.86mと相変わらず短い。82馬力で、1馬力ではあるが以前より弱くなった。しかし、新開発の3気筒自然吸気エンジンは数kg軽量化されている。ドライバー込みで994kgとスリムだ。
常識に忠実なスズキ スイフトのエンジン
ベルトスタータージェネレーターがダイエットブースターの役割を果たし、通常の12ボルトの電気システムで作動する。しかし、技術的にシンプルなインテークマニホールドインジェクションシステムに変更はない。その代わりに、スズキはシリンダーの流れをさらに最適化し、ウォーターポンプに電気駆動を与え、排気管にガソリン微粒子フィルターを取り付けた。
「スイフト」はその低燃費が実に印象的だ。意欲的にアクセルを踏み込んでも、市街地や田舎道では、リッターあたり20kmという好燃費を維持する。5速マニュアルギアボックスのリッターあたり22.7kmという工場出荷時の仕様も、非現実的とは思えない。穏やかに走行しているとき、カラーディスプレイは4リッター(リッターあたり25km!)を示すことさえもあった。
固めのセッティング
走行性能は、ソーセージを引きちぎるものではないことは明らかだ。0-100km/h加速は12.5秒かかり、最高速度は165km/hでしかない。しかし、明らかに2つの黄色い標識の間にある領域では、112Nmの低トルクにもかかわらず、スイフトには弾むようなフィーリングがあり、ギアスティックはきっちりと噛み合う。
ステアリング(スズキはここでよりフィーリングを高めたと主張する)は滑らかすぎず、心地よいダイレクト感がある。やや控えめなダンピングも、ここではほとんど気にならない。しかし、スプリングとダンパーが固めに設定されているため、路面状況を常に伝えてくる。「スイフト スポーツ」は言うに及ばず、よりパワフルなエンジンがラインナップされなくなったのは残念だ。
「スイフト」は、1,600ユーロ(約26万円)の追加料金でCVTギアボックスと組み合わせることができ、また1,800ユーロ(約30万円)で全輪駆動を装備することもできる。
全体のサイズから見れば、かなり広く、4人が乗れて、265~980リットルの荷室を確保している。
インフォテイメントもアップグレード
インテリアは硬質プラスチックで覆われ、警告音はピーピーと鳴り、ことあるごとに耳につく。これは新しい速度警告にも関係しており、オンボードコンピューターディスプレイのさまざまな操作ステップで解除するのは非常に面倒だ。新しい9インチのインフォテインメントシステムは、先代モデルよりも反応が速く、必要に応じてスマートフォンをワイヤレスでミラーリングすることもできる。
しかし、最初のペアリングに時間がかかりすぎ、グラフィックもかなりベーシックだ。とはいえ、ナビは標準装備されている。これは、新搭載のクルーズコントロールが地図資料に基づいてカーブを予測し、タイミングよくブレーキをかけるためにも必要だ。
価格は18,900ユーロ(約305万円)から
スイフトの装備は、最下位の「クラブ」トリムレベルであっても充実している。ACC、LEDヘッドライト、キーレススタート、マニュアルエアコン、リバースカメラが標準装備されている。
「クラブ」は定価18,900ユーロ(約305万円)からで、「コンフォート」(+1,500ユーロ=約24万円)と「コンフォート+」(+2,200ユーロ=約35万円)にはシートヒーター、アルミホイール、オートエアコン、電動格納式エクステリアミラーなどの追加装備がある。それでも、マニュアルトランスミッションの前輪駆動モデルは21,100ユーロ(約338万円)に過ぎない。モットー: 良いレシピは高価である必要はなく、多くの材料を必要としない。
結論:小さくて、軽くて、経済的
「スイフト」の7代目のモデルで、スズキは再び小型車の実力を証明した。そう、スイフトは、どちらかといえばシンプルな内装で、性能面でも居心地の良さにこだわっているが、価格も18,900ユーロ(約305万円)からと手頃なままだ。「ポロ」など、やや時代遅れの代表車種に代わる手頃な選択肢として、「スイフト」はまったく正当である。当然、ファンも多い。
Text: Jonas Uhlig
Photo: Suzuki