【この240Zなんぼ?】わお高い!60年代末にセンセーショナルなデザインで登場したクーペ「ダットサン240Z」
2024年3月4日
ダットサン240Z:日本発のエレガントなクーペがeBayで中古販売中。ダットサン240Zは、1960年代末にセンセーショナルなデザインで登場したクーペだ。その1台がeBayで、59,987.90ユーロ(約1千万円)で売りに出されている。
その昔、東京モーターショーでの発表以来、アメリカにおけるダットサンの太陽は昇った。ニッポンの貨物船の船倉から、長いイギリス風の鼻と短いイタリア風のリアエンドを持った車が転がり出てきたのだ。
アメリカでは大成功を収めた「ダットサン240Z」だが、ヨーロッパではあまり評判が良くなかった。スポーティでソリッドなクーペの販売台数は予想を下回った。現在では、希少価値が上がり、保存状態の良い個体は高価になっている。
ダットサン240Zについて、広告にはこう書かれている
広告の説明によると、ミュンヘンの出品者は、完璧なコンディションで輝くフルレストアされた1973年式JDM(日本国内市場モデル)日産製「ダットサン240Z」を提供している。レストアには1,100時間以上の労力が費やされたという。この「ダットサン240Z」は、細部に至るまで、手を抜かれていない、と述べている。
さらに、この「ダットサン(日産)240Z」は、クラシックカーのジャムを失うことなく、現代的な技術的改良が施されているという。それらは単にこの車を「現代の交通事情でも快適に運転できる」ようにするためだけのものだろう。オファーの一環として、この1973年式 JDM(日本国内市場モデル)日産製「ダットサン240Z」にはドイツ登録証明書とHナンバー(クラシックカーライセンス)プレートが付属する。
この「ダットサン240Z」は、排気量2.4リッター、出力248馬力の6気筒ガソリンエンジンを搭載している。オファーによれば、スピードメーターは2,165kmを示している。なぜこれほど走行距離が少ないのかは、説明を求める必要がある。
ダットサン240Zについて知っておくべきこと
後ろから見ると小さなマスタング、前から見るとジャガー。その後ろ、車軸のすぐ前には2人乗りのスペースがあり、端正な丸い計器類、そしてたくさんの黒いプラスチックを眺める。木製のステアリングホイールも模造品だ。しかし、4輪独立サスペンションとサーボアシストブレーキを備えたモダンで硬質なシャシーに、モータープレスも顧客も大喜びだった。「240Z」はアメリカで飛ぶように売れた。
Text: Thomas Arndt
Photo: chef188 / eBay