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オフロード用ニッサンGT-R どこでも走れる万能GT-R登場

2020年7月22日

ニッサンGT-R: オフロード、チューニング、価格、SUV

このなんともユニークなオフロードルックのニッサンGT-Rが売りに出ている。通常のGT-Rより地上高が12センチ高く、オフロードタイヤを履いたこの600馬力超のGT-Rは、SUVだ。現在販売中!

この日産GT-Rは実にユニークな個体だ。

600馬力以上のパワー、通常モデルより12センチ高いグランドクリアランス、オフロードタイヤと追加ライトを備えたこのスポーツカーは、どんな状況にも対応できるようになっている。
このGT-Rは、ワイルドオフロードモデル製作経験豊富なオランダのチューナー、「クラシックヤングタイマーズ(Classic Youngtimers)」によって製造されたものだ。

ベントレー、ランボの次はGT-Rの番だった

クラシックヤングタイマーズは、このオフロードGT-Rの前に、すでに第一世代のベントレー コンチネンタルGTを取得し、オフロード用に広範囲に変更している。そして2台目に作ったのは、オフロードタイヤや高いグランドクリアランスなどを備えたランボルギーニ ガヤルドだった。そして、今回、クラシックヤングタイマーズは、初代ニッサンGT-Rを広範囲に改造したのだった。最高にクールだ。そしてこのオフロードGT-Rは「ゴジラ2.0」と名付けられて、販売されている。

通常モデルより12センチ高い地上高のおかげで、このGT-Rは障害物も乗り越えられる。

どこから見るべきかわからないほどそのディテールは満載だ。特に目を惹くのは、もちろんその車高である。標準のシャシーに比べて、GT-R「ゴジラ2.0」は12cm高い地上高を確保している。ジャイアントサイズのトーヨープロクセスのオフロードタイヤとの組み合わせで、GT-Rは障害物も克服することができるはずだ。粗いトレッドタイヤをボディワークに適合させるためには、もちろん大掛かりな改造が必要だった。ホイールアーチのカットアウトを拡大し、目を惹くマットブラックのマッドガードアタッチメントを追加してラフな見た目に仕上げた。

追加のヘッドライトとルーフにライトバー

真のオフローダーにふさわしいモデルとして、GT-R「ゴジラ2.0」にはフルサイズのスペアホイールが装備されている。そのため、このスポーツカーのために特別にデザインされたルーフラックには、特別に明るいLEDライトバーが装備されている。それだけでは足りないかのように、2つの追加ヘッドライトがフロントエプロンに組み込まれており、ライトバーとともに輝きを放つ。実際には、白いGT-R「ゴジラ2.0」のルックスは、カモフラージュのフィルミングで丸みを帯びたものになっている。

オフロードGT-Rはルーフにフルサイズのスペアタイヤを備えている。

ユニークなGT-Rは現在販売中だ

見た目とは別に、クラシックヤングタイマーズはエンジンにも気を配っている。3.8リッター6気筒エンジンは、標準の485馬力から600馬力以上にパワーアップされている。ジャイアントサイズのタイヤを装着しただけで、このGT-Rはシリーズの兄弟たちよりも遅いはずだ。しかし、「ゴジラ2.0」は他のスポーツカーがフロントスプリッターを引き裂くようなところを簡単に乗り切ってしまうのだから、それは問題ではない。最後に、価格の問題がある。ディーラーは走行距離46,500キロのGT-R「ゴジラ2.0」に95,000ユーロ(約1187万円)の価格を付けた。だが、その見返りに、スポーツユーティリティービークル、略してSUVと呼ばれるにふさわしい600馬力以上のスポーツカーを手に入れることができるというのがシナリオだ。こういう話題には、つい頬が緩んでしまうのだが、このユニークなGT-R「SUV」、欲しいと思う人は結構いるのではないだろうか…。

また、二番煎じかもしれないが、横浜に本社の在るメーカーが、限定生産モデルとしてこういうモデルを作れば、人気も出るだろうし、格好の話題作りにもなっていいのではと思うのは私だけだろうか。厚木のR&Dの方々、いかがでしょうか…。

ルーフのフロント部分に取り付けられたLEDのライトバーはちゃんと機能するが、どちらかといえば、人の目を惹くためのデコレーションに近いものだ。

Text: Jan Goetz