DMC デロリアンに700馬力のV8搭載！本当にタイムマシンとして過去や未来へ飛べるかもー（笑）

DMC デロリアン（DMC-12）：極太タイヤをオーバーフェンダーで隠し、フラックス コンペンセーターの代わりに700馬力のGM製V8を搭載したワイルドなデロリアンを発見。

「DMC デロリアン（DMC-12）」は、カーマニアの間で本物のアイコンとして知られているだけではない。カルト映画『バック トゥ ザ フューチャー』シリーズに登場するこのステンレス製ボディを纏ったクーペを知る人も多い。しかし、デロリアンはスポーティで速く見えるが、現実は違うということを自動車ファンは知っている。

もともと「DMC デロリアン」は排気量2.9リッターのV型6気筒エンジンを搭載しており、最高出力132馬力、最大トルク230Nmを発揮した。0-100km/hのスプリントは11秒と遅く、素晴らしい性能とは言えない。

2つのターボチャージャーを備えた太いV8

このワイドボディ「DMC デロリアン」では、それが確実に変わった。走行数値は不明だが、技術データは十分に印象的だ。GM製の「LS4 V8」を搭載。さらに2基のターボチャージャーをリアエンドに配置している。このセッティングにより、700馬力を発揮すると言われている。ちなみに、これはオリジナルのほぼ5.3倍のパワーアップに相当する！

この「DMC デロリアン」に多くの手が加えられていることは、クルマの後部を見るまでもない。派手なオーバーフェンダーは遠くからでもわかる。

このボディワークとエンジンを見ればそう思うかもしれないが、このプロジェクトのモットーは決して「太ければ太いほどいい」というものではない。『バック トゥ ザ フューチャー』のナンバープレート（未来（2015年）の方）がついているなどディティールへのこだわりも必要だ。

Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: YouTube/Larry Chen