なんと「ミラノ」がモデル名だった・・・アルファロメオの新型ミニSUVの車名はアルファ発祥の地の名を冠する
2023年12月28日
アルファロメオの新型ミニSUVの意外なネーミング。それは予想されていた「ブレネロ」ではなく、アルファ発祥の地「ミラノ」だった。
アルファロメオのロゴが時代とともに変化してきたように、イタリアのカルトブランドもまた、常に新しい顔をクルマに見せている。アルファは今回、2024年夏に向けて小型SUVを発表した。アルファ初の純電気モデルだ。ここまではすでに周知の通り。しかし、新しいエントリーSUVの名前に関して、アルファロメオは驚きを用意していた。
実は、誰もがこの小さなアルファの名前は「ブレネロ」だろうと思っていた。アルプスの峠にちなんでSUVシリーズに名前をつけるというコンセプト(トナーレやステルヴィオ峠のイタリア語名ステヴィオのように)に忠実である。しかし、新型SUVの名前はブレンナー峠ではなく、イタリアのファッションの大都市ミラノ(Milano)にちなんでいる。
1910年に北イタリアの大都市ミラノで創業したアルファロメオは、当初はA.L.F.A.(”Anonima Lombarda Fabbrica Automobili”)として登録され、後にアルファロメオと改名された。
表情豊かなフロントのミラノ
そして、ブランドの第3のSUVはどのような外観になるのだろうか?最初の画像がすでにリークされている。細いヘッドライトと中央まで伸びたデイタイムランニングライト。ボンネットには強調された輪郭があり、エプロン部分にはエアディフレクターがある。
「ミラノ」は、「フィアット600e」と「ジープ アベンジャー」のプラットフォーム兄弟が生産されているポーランド(ティチー)で生産されることも知られている。ベースとなるのは、「CMP」および「e-CMP」プラットフォーム(コモン モジュラー プラットフォーム)である。
54kWhのバッテリー、約400kmの航続距離、フロントを駆動する156馬力の電動モーター。そして: パフォーマンスモデルには全輪駆動が装備される。
「アルファロメオ ミラノ」のハイブリッド・バージョン
電気駆動に加えてハイブリッドも用意され、電動モーターと1.2リッター3気筒ガソリンエンジンが組み合わされ、アルファによれば126馬力を発生する。
価格面では、「ミラノ」は一般消費者も購入可能なプレミアム商品として位置づけられる予定だ。電気自動車バージョンは4万ユーロ(約640万円)の割る可能性が高く、ハイブリッドはおそらく3万ユーロ(約480万円)程度になるだろう。正式発表は2024年4月に行われ、「ミラノ」は2024年9月に市場に投入される。
Text: Bianca Garloff