新車情報 リフレッシュ&ニュールック 英国製ラグジュアリーSUVベンテイガ フェイスリフト
2020年7月4日
ベントレー ベンテイガV8フェイスリフト(2020): 価格、W12、画像、コックピット
ベントレーがラグジュアリーSUV、ベンテイガを大幅にリフレッシュした。ベントレー ベンテイガのフェイスリフト: このラグジュアリーSUVは、よりモダンなフロント、改良されたリア、そして新しいインテリア機能を備えている。全情報。
ベントレーがベンテイガをリフレッシュ。5年の歳月を経て、ベントレーはラグジュアリーSUVのエクステリアとインテリアの両方を刷新し、ベンテイガを、コンチネンタルGTとフライングスパーに合わせてモデルチェンジした。これにより、新しい印象の外観が生まれた。
➤ デザイン
➤ インテリア & インフォテイメント
➤ エンジン & 価格
ラグジュアリーSUVの新しい外観
特にエクステリアデザインには新たな展開がある。
ベントレーのデザイン部門は、巨大なSUVに新しいフロントを与えた。
ラジエーターグリルは以前よりも大きく、より長方形になり、両端のマトリックスLEDヘッドライトはさらに上に移動し、新しい楕円形を描いている。
また、フロントエプロンには、よりスポーティなエアインテークを備えた改良が施されている。
リアでは、開発エンジニアたちはシートメタルに変更を加えている。
例えば、トランクリッドには、コンチネンタルGTスタイルイメージの新しい形状をもつテールランプが取り付けられている。
新しいリアエプロンでは、ナンバープレートが1段下に移動し、ロゴの下に「ベントレー」の文字が入るようになった。また、エプロンと一体化されたテールパイプは、リアライトの形状に合わせて大きくなっている。
そして、新しいホイールデザインと2つの新しいペイントカラー(「ヴィリディアン/ダークグリーン」と「パティナ/クリームホワイト」)によって、ベントレー ベンテイガの外観の視覚的なマイナーチェンジは完成する。
ベンテイガの新しいインフォテイメントとより広いスペース
ベントレーは、ベンテイガのインテリアにも多くの変更を施した。
変更されたステアリングホイールとグラブハンドル(縦型から横型に変更)以外にも、ベントレーはコックピットをアップグレードし、新しいシート、新しい内装(ダイヤモンドブラッシュドアルミニウム)、化粧板(「コア」と「クラウンカットウォールナット」)を採用している。
リアシートのベンチレーション機能は、5人乗りバージョンのベンテイガにも搭載され、快適に利用できるようになっている。
シート形状の変化などで後席乗員の足元はより広くなっていて、構成に応じて、プラスは3〜10センチになる予定だ。
アップデートの過程で、ベンテイガは、さらに、10.9インチのディスプレイ、オンラインサービスのための独自のデータトランスミッションシステム、Apple Carplay(ワイヤレス)とAndroid Autoを標準装備した新しいインフォテインメントシステムを取得している。
ドライバーにとって重要なのは、モデルアップデート以降、従来のスピードメーターとレヴカウンターの針の代わりにデジタル計器が使用される。
コックピット内のレイアウトも変更された。中央モニターはより高い位置に配置され、その上にあった通気口は1つの大きな通気口に統合されている。
ベントレーはW12にこだわり続ける
技術面では、ベントレーはシャシーを改良している。
操縦性を向上させるために、リアアクスルのトレッド幅を20mm広げている。
見た目の美しさのためにホイールはホイールアーチの中に配置され、ベントレーによれば、タイヤとホイールアーチの間のギャップを減らすことができるとのことだ。
一方、ボンネットの下は何も変わっていない。
お馴染みのV8ツインターボは以前と同じデータを備え、550馬力のピークパワーと770Nmの最大トルクは、0から100km/hまでの加速タイム4.5秒も最高速度の290km/hもそのままだ。
近代化されたベンテイガは、186,711ユーロ(約2330万円)の基本価格からで、現在すでに注文を受け付けている。
しかし、最初はV8バージョンとしてのみだ。
V6のプラグインハイブリッドと、6リッターW12を搭載したベンテイガ スピードは後日追加される。
Text: Peter R. Fischer
Photo: Bentley Motors