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【このランドローバーなんぼ?】ディーゼルエンジン搭載の「ランドローバー サンタナ シリーズIII」その中身と価格は?

2023年12月16日

ランドローバー サンタナ シリーズ3をeBayで。スペインにあるディーゼルエンジン搭載のランドローバーが新しい家を探している。機関的には良いコンディションだそうだが、外観はまだまだ手を加える必要がありそうだ。

昔ながらのオフロード車が欲しいという人は、eBayを覗いてみるといい。スペインで生産されたショートボディの「ランドローバー」シリーズ3が販売されている。

ランドローバーは、イギリスを代表するオフロード車メーカーだ。1948年以来、ほとんど誰にも止められない車を生産してきた。これら生産車の70%以上は、現在も道路を走っていると言われている。エリザベス2世もかつてランドローバーに乗っていた。

売主によれば、走ることに専念して、外観のヤレはそれほど気にしなかったという。

ランドローバーについて、広告にはこう書かれている

説明によれば、「ランドローバー シリーズ3サンタナ」。「サンタナ」とは、この車がスペインで製造されたことを意味する。1956年から1983年まで、スペインのメーカーであるサンタナは、さまざまなランドローバーモデルをライセンス生産していた。この車は特に地元の農家に人気があった。スペインの行楽客には、同じくライセンス生産された「スズキSJ」の方が馴染み深いだろう。

今回出品されたランドローバーは、2.3リッターのディーゼルエンジンを搭載し、ドイツ登録とクラシックカーのライセンスを持っている。提供された情報によると、すでにいくつかの問題点の修理が行われている。ホイールもタイヤも新品で、ブレーキも全体的に新品である。

硬いアクスルとリーフスプリングは、ランディのロック&ロールを可能にしているが、公道での乗り心地にはむしろ悪影響だ。

ショックアブソーバーとライト類は新しく、燃料タンクと関連パイプも新しい。インジェクションポンプとインジェクションノズルも再生された。このブリティッシュ スパニアードは、どうやら車検を受けたばかりらしい。次の点検は2025年までない。

売り手は、外観のヤレは重要ではないと書いている。これはおそらく、この車にはまだ仕事が必要だということだろうが、それは個人の好みによるものだ。いずれにせよ、価格は比較的リーズナブルで、8,790ユーロ(約140万円)と提示されている。

ランドローバーは昔ながらのオフロード車であり、現代のSUVではない。

ランドローバーについて知っておくべきこと

販売されているランドローバーに熱中するのであれば、言うまでもなく、購入前にそのことについてよく理解しておくのがベストだ。ランドローバーは錆びることがある。そのため、説明とは関係なく、路上での徹底的な点検が不可欠となる。

このような旧式のオフロード車に快適性を求めるのはナンセンスだ。剛性の高いアクスルとリーフスプリングの硬い乗り心地はスパニッシュ ブリット(スペイン製英国車)をオフロードへと誘う。シートはドライビングエクスペリエンスの一翼を担っている。これは気に入るに違いない。

次にヒーターだ。雪の中をサンタナで移動する場合は、暖かいブーツと厚手のジャケットを着用するのがベストだ。

ABSやESPなどの補助装置は装備されていない。このクルマのハンドルを握る者は、運転のあらゆる面に責任を持つことになる。最大出力95馬力のディーゼルエンジンは非常にパワフルだが、ダイナミックさはない。

しかし、ランドローバーを理解する人なら、このクルマの魅力がすべてわかるはずだ。現代のSUVにはないものがある。

結論:
これは本当に素朴なランドローバーだ。スペイン車に対する偏見は適切ではない!

Text: Lars Hänsch-Petersen
Photo: AUTO BILD Montage ebay.de/m.malack