発表から4年！「テスラ サイバートラック」が値上げを伴って納車開始！
2023年12月7日
テスラ サイバートラック：テスラがアメリカでサイバートラック ピックアップの納車を開始した。しかし、価格は当初の発表より大幅に上昇している。
「テスラ サイバートラック」に関するニュースだ。4年の歳月を経て、電動ピックアップトラックの最初のユニットが米国の顧客に納車された。
しかし、オースティン（テキサス州）で開催された祝賀会では、この「サイバートラック」が、テスラが当初発表していたよりもかなり高価になったことが明らかになった。価格は61,000ドル（約915万円）からで、サイバービーストとも呼ばれるトップバージョンは100,000ドル（約1,500万円）からとなる。
大きなテスラ
テスラは2019年11月にサイバートラックを初公開した。慣れが必要なデザインは、明らかに曲線がなく、ホイールアーチさえも角張っている。サイズに関しては、この電動ピックアップは典型的なアメリカンで、全長5.68m、全幅2.2m近くある。ミラーを付けると幅は2.41mとなる！高さは1.79mだ。
イーロン マスクはその後、米国以外の市場向けにサイズをカスタマイズした「ワールドトラック」を発表した。欧州の免許当局がこのトラックを個人保護と安全装備の面で認可するかどうかはまだ確定していない。
サイバートラックのボディはステンレス製
「テスラ サイバートラック」のボディは、特に硬いステンレス鋼でできている。発表会では、ハンマーで叩きつけられたが、びくともしなかった。しかし、それ以上に注目されたのは、装甲ガラスの強度を示すデモンストレーションに失敗したことだった。装甲ガラスは割れ、ギャグとなり、失笑を買った。
それとは別に、このピックアップは商用車の良さも明らかにしている： 長さ1.98メートルの荷室は最大3,424リットル（！）を収納でき、合計1,134kgまで積載可能。地上高は40.6センチ、傾斜角度は35度で、この電動ピックアップはオフロードでも十分な性能を発揮するはずだ。積載時に車高を下げるアダプティブエアサスペンションが標準装備されている。
大理石調ダッシュボード
スタディモデルのインテリアは、堅牢なエクステリアにマッチしている。角張ったフォルムは随所に反映され、シート表皮にもエッジが効いている。サイバートラックのインテリアは極めてミニマルであり、典型的なテスラである。
角張ったステアリングホイール（テスラがモデルXとモデルSのフェイスリフトですでに発表しているもの）と、17インチのセンターディスプレイだけが、大理石風の巨大なダッシュボードに収まっているように見える。コンセプトカーでは、フロントにはまだ3つのシートがあり、その中央は折りたたんでカップホルダーにすることができる。
サイバートラックはかなり高価になる
「サイバートラック」には3つのバージョンが用意される。1つは後輪駆動、もう1つは全輪駆動だ。しかし、当初発表された39,000ドル（約585万円）というエントリーレベルの価格は守れず、61,000ドル（約915万円）からとなった。トップモデルは「サイバービースト」と呼ばれ、100,000ユーロ（約1,500万円）から。スポーツカー並みの加速性能、より正確にはゼロから100km/hまで2.7秒である。
「サイバートラック」の最高速度は209km/h。他の2つのバリエーションは180km/hに達し、0から100km/hまで約6.7秒（後輪駆動）、約4.3秒（全輪駆動）で加速する。
「サイバートラック」は、最大4,990kgの牽引能力があるとされている。そして、402～547kmという航続距離は、レンジエクステンダーで755kmになるはずだ。
最初のサイバートラックが納車された
米国では2023年11月末に最初の納車が開始された。将来的には、テスラは年間最大25万台の生産を計画している。しかし、この数字が2025年までに達成される可能性は低い。また、ヨーロッパでも「サイバートラック」を見ることができるかどうかは未知数である。
※ アップされてからすでに7200万回以上表示されているXの動画はこちら。
Text: Katharina Berndt and Sebastian Friemel
Photo: Tesla
