来年日本に再上陸 オペルの新型コンパクトSUVモッカ 全情報
2020年6月29日
新車情報 オペル モッカe(2020/2021): サイズ、SUV、価格、市場ローンチ時期
来年、日本に再上陸を予定しているオペルの、なかなかカッコいいSUV、モッカ(Mokka)を紹介しよう。
2021年、オペルは第2世代のモッカを市場に再投入する。そのSUVは当初、EVとしてのみ設定され、将来的にはオペルラインナップの中心的な役割を担う、オペルにとっては非常に重要なモデルだ。
➤ 価格とマーケットローンチ
➤ デザインとサイズ
➤ インテリアとコックピット
➤ 動力性能
オペルはコンパクトSUV「モッカ」を市場に再投入する。そして初代に比べて大きく変化している。第2世代のモッカは、PSAグループのプラットフォーム「CMP」をベースにしており、電気駆動と従来型駆動の両方に適している。
リュッセルスハイムのエンジニアたちは、新しいモッカで未来を切り開いていきたいと考えている。このため、オペル製コンパクトSUVは、市場投入時(2021年初頭)には完全電動式のモッカeとしてのみ販売され、ガソリン版とディーゼル版は、後に発売される予定だ。
価格はおそらく、モッカX のレベル
EVバージョンのエントリーレベルの価格は、オペルのエントリーコンパクトモデルのコルサeより高くなりそうだ。我々は約35,000ユーロ(約430万円)と予想している。
内燃機関バージョンの新型モッカは、それよりもかなり安くなりそうだ。現実的には21,500ユーロ(約264万円)前後だろう。
オペルの新型コンパクトSUVは、2020年夏の終わりから注文が可能で、最初のモッカは2021年の初めに納車される予定だ。
モッカは新ブランドデザインを採用した初のオペル
モッカの何が特別なのかと言うなら、新しいオペルのデザイン言語を初めてシリーズ生産モデルに持ち込んだことで、その先陣を切って、今後10年間のデザインの牽引役を担うことになるからだ。
他のすべての新型オペルにも順次導入されることになっているブランドの新しい顔が決め手となっている。
オペルは、70年代のレトロな雰囲気が漂う印象的なノーズを「ヴァイザー」と呼んでいる。ヘッドライトとブランドロゴは、ラジエーターに統合された。
明らかに、モッカからオペルデザインの新しい流れが始まる。
オーバーハングは短くなり、モッカの全長は12.5センチ縮んで4.15メートルになった。
ほぼ同じホイールベース(プラス2ミリ)で、オペルは5人乗りの十分なスペースを提供し続けることを約束する。トランクは、先代に比べて少しボリュームを失っているが、それでも合計で350リットル(従来は356リットル)だ。十分といえるだろう
コンパクトSUVの新しいコックピット構造
新型モッカには、大きな12インチのインストルメントディスプレイと運転席側に傾いたタッチスクリーン(おそらく7~10インチ)を備えた完全デジタルコックピットを備えている。
しかし、2つのスクリーンを備えたモダンなデザインにもかかわらず、モッカからボタンが完全に消え去ったわけではない。モッカはボタンなしでは完全に機能しない。エアコン調整機能とオーディオ機能は両方ともボタンまたはダイヤルで操作しなければならないからだ。
時代に合わせて、フロントセンターコンソールにはスマートフォン用の収納スペースが設けられており、誘導充電式の積載スペースも兼ねているし、Apple CarplayやAndroid Autoもモッカには搭載されている。
アシスタントシステムや装備面では、オペルはモッカにストップアンドゴー機能付きのクルーズコントロール(ACC)、アクティブレーン逸脱警報システム、180度リアビューカメラなどを搭載している。またLED ヘッドライトは標準装備だ。
コルサeと同様の電気駆動。
モッカeの電気駆動はコルサeに応じたものになっている。数字で見ると、100kW(136馬力)と260Nmの最大トルクで、150km/hで電子制御された最高速度を有している。
オペルによれば、乱暴な運転さえしなければ、通常モードで322キロの航続距離が可能だとのこと。
急速充電では、30分で80%の充電が可能だ。50kWhバッテリーの保証期間は8年だ(欧州市場の場合)。
このなかなか格好の良いオペル モッカ、日本に導入するかどうかは、目下検討中ではあるが、可能性は高いだろう。
Text: Peter R. Fischer
Photo: Opel Automobile GmbH