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アプリ売りのオジさん彷徨記 Vol.25 東京都内ポルシェファミリー直系編

2023年11月12日

今週は東京都内で、クライアントのフォローアップのため、社内会議に参加です。最近アプリを導入いただいたポルシェセンター足立、「さらに取り組みを強化するため会議へ参加してほしい」とのご依頼を受け、2022年11月にオープンしたこちらへやってまいりました。

実はこちらのポルシェセンター足立、一番上の親会社はオーストリアに本社を構える、ポルシェホールディングザルツブルグ(PHS)なのです。いやいや、自動車業界も大変な時代になりました。クルマの輸入・卸しまで行う外資系インポーターは当然ですが、販売網であるディーラーまで外資系とは、長年業界に身を置くワタシは、驚きを隠せません。

日光街道下り線沿い、いやでも目に飛び込む建物がこちら、最新のCIを纏った店舗です。

お店に入ると、受付やソファーセットにマーチャンダイズコーナー、その裏にはデリバリールームとDDB(ダイレクト・ダイアグノーシス・ベイ)があります。DDBとは、お客様と一緒にリフトアップしたクルマを確認できる、専用リフトを備えたワークルームです。特に欧州ブランドのメーカーは、色々な名称を使いますが、直にクルマのコンディションを確認いただくことを推奨しています。とは言え、お客さんも忙しい方が多く、スケジュール調整が難しいのも事実。メカ好きな方には好評みたいですけどね。

素敵な色の911タルガを発見。この色で空冷時代の目玉だったら、そのままフロッグアイの通称がピッタリ。ケロヨンみたいで可愛いだろうなあ。
実はかなり大きなエレベーター。今後クルマの電動化による重量増を見据えて、耐荷重はなんと3.5トン!装備が増えたために、ウン十年前に1.5トンが標準車重だった頃から比べれば、現代のクルマは重いですね。
続いて、お昼休み時間を見計らって、2階にあるワークショップツアーです。完全屋内なので、夏も冬も快適に整備できる、テクニシャンにとっては良い環境。屋外の工場に比べて快適だろうし、羨ましいと思うメカニックも多いでしょう。

このポルシェセンター足立はオープン後1年弱ですが、2022年春にオープンした姉妹店のポルシェスタジオ日本橋があるので、点検なども順調に入庫しているとのこと。加えて、東京の北東エリアから埼玉南部辺りからも、利便性を求めて来店されるお客様も多いようです。生産された車の多くがまだ残っているブランドですから、中古車で手に入れたお客様も多いだろうし、国内一番のマーケットである東京にお店が多くなるのは必然です。

ちょっと古い整備中の911を発見。水冷2世代目辺りの年式かと思いますが、まだまだ現役で走れるから、大事にするお客さんも多そう。

1階もブランドに相応しい雰囲気ですが、2階には個室が用意されているので、プライバシーを保った状態で商談や整備の相談もできます。都内の立地は条件が厳しいでしょうけど、上に伸ばした施設でカバーしているポルシェセンター足立。ポルシェ購入を検討するだけでなく、整備や修理をしたい場合には、まだ余裕があるようなのでご一報ください。そして愛車を預けた際にはサービスコンサルタント(ポルシェ用語でサービスアドバイザー)に「コンディションを動画で見せて欲しい」と伝えてください。愛車の状態が確認できる、透明性の高い動画が配信されますよ。

お邪魔した日には、ショールーム手前の認定中古車「Pre-Owned Cars」展示場には、80年代の空冷911も置いてありました。そのあたりも含めて、是非、動画でご覧ください。

新車も中古車も、そしてもちろん購入後の整備も、何でもお問い合わせは下記から。
ポルシェセンター足立 〒121-0814 東京都足立区六月1-1-18 TEL: 03-5851-1571
https://www.porsche.co.jp/dealers/adachi/

Text&Photo&Movie:ナカタ ヒロユキ

【筆者の紹介】
ナカタ ヒロユキ
少年の頃から乗りモノ好きで、輸入車のセールスとしてキャリアをスタートし、インポーターでは法人営業や中古車を含め、様々な営業関係のマーケティングを経験。その後ドイツ系の会社で、業務支援アプリを全国の自動車ディーラーを中心に営業中。ほぼ毎週どこかへ出没するが、時には愛機Buellに跨ったり、料理を楽しんでいる。