【V8も廃止】ベントレーはV8ツインターボを廃止するがそれは欧州にのみ適用される 英高級ブランドの今後の計画とは?
2023年11月8日
ベントレー、V8ツインターボを廃止。しかしファンにはまだチャンスあり。ベントレーはV8ツインターボを廃止するが、それはヨーロッパだけのことだ。そしてこのエンジンは今のところSUVベンテイガに残る。これが高級ブランドの今後の計画だ!
ベントレーファンにはつらい時代だ。名高いW12の引退発表からわずか数カ月後、次の衝撃が起きた!
V8終了のニュースは驚きではないが、そのタイミングには驚かされる。2020年末、英国メーカーは”Beyond100″戦略で、2030年までに完全にCO2ニュートラルになると発表した。そのために、2025年からすべてのモデルにハイブリッド車を設定することになっている。しかし、これが大容量内燃機関の即時廃止を意味するのは驚きだ。
ベントレー ベンテイガにはV8エンジンが残る
とはいえ、SUVの「ベンテイガ」には当面8気筒エンジンが用意される。しかし、問題はそれがいつまでかだ。「コンチネンタルGT/GTC」と「フライングスパー」シリーズでは、V8バージョンの注文期限は2023年11月までとなっている。少なくともヨーロッパでは・・・。なぜなら、他の市場ではV8はラインナップに残るからだ。今のところは・・・。
「ベントレー」、V8を見送るにふさわしいモデルとして、「コンチネンタルGT」および「GTC」に「キュレーテッド バイ マリナー(Curated by Mulliner)」と名付けた5つの魅力的な装備パッケージを用意している。これらのパッケージは顧客のインスピレーションを刺激するようデザインされており、例えばインテリアのカラフルなアクセントと呼応するエクステリアスタイリングパッケージなど、さらなるカスタマイズも可能となっている。
2023年11月中旬で終了
550馬力の4リッターV8ツインターボと「キュレーテッド バイ マリナー」装備パッケージを搭載した「ベントレー コンチネンタルGT」または「ベントレー コンチネンタルGTC」のオーダーをご希望の方は、お早めに。
その後どうなるのか?「ベンテイガ」にはまだV8が用意され、「フライングスパー」にはプラグインハイブリッドしかない。「コンチネンタルGT」は?V8かW12しかなかったが、おそらくベントレーはこれにプラグインハイブリッドを加えるだろう。
2025年末には初の完全電動ベントレーが発表され、2030年からはクルーで電動ベントレーのみが生産される予定だ。ベントレーボーイズには厳しい時代だ!
Text: Jan Götze