ドイツ人の評価は意外に辛口だった「スバル クロストレック」
2023年11月12日
「スバル XV」改め「スバル クロストレック」 – 外観は似ているがよりモダンに変身。ボクサーエンジンを搭載した全輪駆動コンパクトSUVの初試乗レポート!
この国では、スバルはむしろエキゾチックな存在とみなされている。世界的に見れば、スバルはニッチブランド以外の何物でもない。アメリカやカナダでは、スバルは多くの売り上げをあげている。だから、北米では常に「クロストレック」として知られてきた「XV」の新型が、この地でもこの名を名乗ることにしたようだ。
トレンドに逆らい、新型は1センチ短く、1.5センチ平らになっている。着座位置はハーフハイト(床上25cm)だが、最低地上高は「フォレスター」と同じ22cm。我々が「クロストレック」に初めて乗ったオーストリアでは、「XV」は「VWゴルフ」や「スズキ ビターラ」と同じように街角の風景に溶け込んでいる。
スバルは「XV」に対する2つの批判に対処した: シートは肩の部分をよりしっかりサポートするようになり、ランバーサポートも装備された。リアシートも低すぎず、背もたれも急すぎない。そして何よりも、車内の静粛性が向上した。これは、CVTトランスミッションのラバーバンド効果(急加速時にエンジンが過剰に回転し、スピードの上昇が遅れて初めてわかる)が、音響的に目立たなくなったことを意味する。
多くの新しいアシスタンスシステム
ここでは説明しきれないが、多くの新しい、あるいは改良されたアシスタンスシステムの中でも、マッド&スノープログラム「X-Mode」は、後退時にも機能するようになった。自然吸気ガソリンエンジン(CO2排出量を考慮し、150馬力から136馬力に変更)をよく理解していない人でも、滑りやすい坂道を自信を持って運転できるはずだ。実際に何度も坂道発進を行ったがトランスミッションが熱くなり、悲鳴を上げるようなことはなかった。
さらに、ウィンドスクリーンのウォッシャーノズルが2つから3つに増えたり、大型のリアワイパーが装備されたりするなど、埃っぽい日常のための装備も充実している。エマージェンシーホイールのスペースはない。ハイブリッドバッテリーがそのスペースを占めている。
スバル クロストレック、ファーストチェック
結論:
「スバル クロストレック」のコンセプトはユニークだ。高床式全輪駆動「ゴルフ」のようなもので、アルプスの住民たちに人気がある。先代と比較した主な改良点は、シートと音響だ。しかし、CVTオートマチックのラバーバンド効果は残っている。
AUTO BILDテストスコア: 3+(最高点1+から最低点5-まで)
Text: Rolf Klein
Photo: Subaru