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新型ではなく最後のフェイスリフト どこが変わった?「マツダ ロードスター(MX-5)」

2023年11月7日

マツダがロードスター(MX-5)をアップデート。現行のマツダMX-5が発売されてから約9年が経過したが、新型ではなく、2024年イヤーモデルとしてフェイスリフトされた。

純粋なドライビングプレジャー、それが「マツダMX-5」だ。この小さなロードスターは4世代にわたって高い人気を誇ってきた。このスポーツカーが2024年に向けてフェイスリフトされる。

しかし、外観をよく見なければ、「MX-5」のフェイスリフトはわからない。ラジエーターグリル、フロントエプロン、リアバンパーなど、基本的にロードスターの外観はほとんど変わっていない。

アップデートされたヘッドライトとリアライト

ヘッドランプは、デイタイムランニングライトの変更によって、ライトウエイトスポーツカーらしさを表現している。また、リアコンビランプは、歴代のロードスターに共通して採用されている「円形+楕円」をモチーフにして、現行車が持つユニークさに磨きがかけられた。さらに、ヘッド、リア、ターンランプなどを含め、すべてのランプがLED化された。

マツダMX-5のLED化された新しいライトグラフィック。
Photo: Mazda

Apple CarPlayとAndroid Autoがワイヤレスに

16インチと17インチの新しいアルミホイールもある。そして、この小型スポーツカーは、ソフトトップを備えたクラシックなロードスターとして、ハードトップを備えたタルガ(RFとも呼ばれる)として発売され続ける。

アップデートされたのはデザイン面だけではない。重要なのは内面の価値だ。そしてここでは、特にインフォテインメントの面で、マツダはさらに多くのことを行っている。これには、8.8インチのタッチディスプレイを備えた最新世代のインフォテインメントシステム「マツダコネクト」、改良されたインストルメントクラスター、携帯電話用の新しい2つのUSB-Cポートなどが含まれる。

ロードスターにはマニュアルトランスミッションに加え、6速オートマチックも用意される。
Photo: Mazda

ただし、スマートフォンとの接続はAndroid AutoとApple CarPlayを介してワイヤレスで可能になったため、これらのプラグは必要ない。素材も改良され、シートは横方向のサポートがさらに強化される予定だ。

ベース価格は33,000ユーロ(約530万円)強

さらに、新しいアシスタンスシステムもある。このモードは、新しいリミテッドスリップディファレンシャルと組み合わされ、ワインディングロードやレーストラックでも、より楽しく、より優れたハンドリングを提供するものと思われる。最高出力132馬力と184馬力のおなじみの2リッターエンジンが、この楽しいマシンを完成させる。

最後に、残る唯一の問題は価格だ。将来的には33,190ユーロ(約531万円)からとなる。これまで「MX-5」は比較的リーズナブルな30,990ユーロ(約495万円)からだったので、以前より少し高くなる。

Photo: AUTO BILD JAPAN

結論:
「マツダMX-5」の外観はほとんど変わっていないが、技術的には最新のものになった。ドライビングプレジャーは「MX-5」にとってより重要だ。予定している私たちの最初のテストでは、これがフェイスリフトによって向上したかどうかがわかるだろう!

Text: Sebastian Friemel