「TOYOTA LAND CRUISER Se(トヨタ ランドクルーザー Se)」これが次期ランドクルーザーになるのか?
2023年10月27日
「TOYOTA LAND CRUISER Se(トヨタ ランドクルーザーSe)」:次期ランドクルーザーを予感させるスタディモデルをトヨタはジャパンモビリティショー2023で公開した。
「トヨタ ランドクルーザー」は70年以上の歴史があり、2023年8月に次世代となる「J25」が発表され、2024年からディーラーで販売される予定だ。そして今、東京で開催されている「ジャパンモビリティショー2023」で、トヨタはコンパクトなピックアップだけでなく、次期ランドクルーザーを予感させるスタディモデルも発表している。
全長5メートル以上、全幅はほぼ2メートル
確かに、新世代モデルもスタディモデルもランドクルーザーの原点とは共通点がないが、寸法だけを見れば、新型はこれまでのすべてのモデルを凌駕している。数値で言えば、電動オフローダーは全長5.15m、全幅1.99m、全高1.71mで、ホイールベースは3.05m。つまりかなり大きく、このコンセプトカーは最大7人が乗れる十分なスペースを提供している。
しかし、「ランドクルーザーSe」がその先祖と異なるのは寸法だけでなく、デザイン面でもまったく新しいアプローチをとっている。丸いヘッドランプのライトグラフィックは消え、フラットなLEDストリップと全幅に渡るライトバンドに置き換えられている。
リアドア後方の上昇するウィンドウライン
ラジエーターグリルレスのフロントマスク。巨大なホイールと広いホイールアーチがあり、サイドミラーはカメラ式が設置されている。先に発表された新型ランドクルーザーと共通する要素がひとつある。リアドア後方の上昇するウィンドウラインだ。
テクニカルデータやパワートレインに関する詳細はまだわかっておらず、トヨタは「ランドクルーザーSe」がBEVに典型的な高トルクの走行性能を提供するとだけ述べている。このカルト的なオフローダーのロードバージョンが実際に量産されるかどうかは、おそらく数年後にしかわからないだろう。
Text: Sebastian Friemel