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【このクルマなんぼ?】え? このアウディ カブリオレV6がたったの●●万円で販売中?なんで?その理由とは・・・?

2023年10月29日

この安いアウディ カブリオレは、コーチビルダー向けのものだ。1997年製のアウディ カブリオレがeBayに出品されている。150馬力のV6は良い状態だそうだが、ボディに問題がありそうだ。

クールな「アウディ カブリオレ」で来年の夏をリラックスして過ごしたいなら、懐を深く掘り下げる必要がある?そうとは限らない。この1997年製のコンバーチブルは、現在eBayで格安で売りに出されている。ただ、それなりの理由がある。

1990年代、アウディには「アウディ クーペ」をベースにした「タイプ89」というコンバーチブルが存在した。「タイプ89」は「アウディ80 B3」のスピンオフである。この関係は、今回のカブリオレを非常に興味深いものにする可能性がある。

アウディの価格は2,500ユーロ(約40万円)。それで完璧なクラシックが手に入るわけがないのは明らかだろう。説明によると、このクルマは新しい塗装が必要なようだ。サイドパネルと右側のドアは、専門家でない手によって埋められ、修理が必要だ。

今回出品されたアウディは、ぱっと見悪くなさそうだ。

このアウディ カブリオレは、タイミングベルトとウォーターポンプが新品である

問題点は、燃料タンクと温度計が時々作動しない。運転席側の窓に傷がある。ヘッドライニングが緩み、テールゲートのロックが閉まらない。

多少手を掛ければ、車はうまく動くはずだ。もちろん、細かいチェックは必要だ。

アウディに有利なのは、過去5年間にすでに多くのことが行われているという事実だ。タイミングベルトとウォーターポンプは新しいし、幌のリアウィンドウも新しい。触媒コンバーターは2年前に交換されている。21万5,500km走行時にオイル交換が行われ、オイルパンガスケットは前回の車検前に交換されている。左右のバルブカバーシールも新しい。

足回りも整備されている。タイロッドエンド、カップリングロッド、ストラットベアリング、ウィッシュボーン、サポートジョイント、ドライブシャフトジョイントなど、最も重要なアイテムが含まれている。

ボンネットの下のV6は150馬力を発生する。夕日に向かってゆったりと咆哮するには十分なパワーだ。

アウディ80 B3、アウディ クーペとカブリオレについて知っておくべきこと

1990年代の「アウディ クーペ」と「カブリオレ」の技術的基盤は、「アウディ80 B3」に由来する。インゴルシュタットのこのクルマは頑丈で耐久性があり、ほとんど壊れないと尊敬されている。

この名声の重要な構成要素は、アウディを何年経っても錆から守る、精巧に亜鉛メッキされたボディワークである。とはいえ、点検と徹底的な試乗は必須だ。

このような安価だが、明らかに手をかける必要があるクルマは、購入後に何を期待するのか、明確なイメージを持つべきだ。自分で車に何ができるのか?プロに頼むといくらかかるのか?アウディの修理にかけられる予算と時間は?などなど。

Text: Lars Hänsch-Petersen
Photo: eBay.de/h.lindenberger22091970