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“More Roadster”とは? 新型「マツダ ロードスター」予約開始!

2023年10月5日

マツダは、「マツダ ロードスター(ソフトトップモデル)」、「マツダ ロードスター RF (リトラクタブルハードトップモデル)」を大幅改良し、本日より予約を開始する。発売は2024年1月中旬を予定している。何が変わったのか?

ロードスターは、1989年に初代(NA)がデビューして以来、4代にわたって、120万台以上を生産している世界中に熱狂的なファンを持つライトウェイトオープンスポーツカーだ。「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネス認定されている。

現行の4代目(ND)は早いもので、デビューして8年目になり、アップデートが必要になったというわけだ。初代から続く「人馬一体」(1番最初は「人車一体」だった)をキーワードに、安全装備の充実、マツダコネクトの採用、ダイナミクス性能、デザインの改良が施され、ビッグマイナーチェンジと相成った。

安全性能の部分では、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC) と スマート・ブレーキ・サポート[後退時検知機能(SBS-RC)]の 新採用 や 、 マツダコネクトの進化など、最新の先進安全技術やコネクティッド技術を搭載した。

デザイン面では、大きなエクステリアデザインの変更はないがフロントの、デイタイムランニングライトの変更によって、目元にスポーティな軽快さを与えられた。テールランプも立体的となり、より鮮明な印象を与えている。

インテリアでは8.8インチのセンターデ ィスプレイを新たに採用。また、往年のライトウェイトオープンスポーツカーを彷彿とさせるスポーツタン内装とベージュ幌のカラーコーディネーションを新たに設定した。

ダイナミクス性能では、加速・減速時のデファレンシャルギヤの差動制限力を変化させることでクルマの旋回挙動を安定させる、新開発のASYMMETRIC LIMITED SLIP DIFFERENTIAL(アシンメトリックLSD)を採用 。電動パワーステアリングおよびエンジンパフォーマンスフィールの進化とあわせて、ロードスターならではのリニアで軽快な走りに磨きがかけられた。また、MT車にはサーキット走行に最適化したダイナミッ ク・スタビリティ・コントロール(DSC の新制御モード「DSC-TRACK」が追加された。

「マツダ ロードスター」および「マツダ ロードスター RF」の商品改良の概要
【先進安全機能の進化】
・マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール (MRCC)
MRCCは、設定した速度での定速走行や、車間距離を一定に保って走行するための運転支援機能。フロントグリル左側に設けたレーダーセンサーが先行車を検知することで、定速走行や追従走行を支援する。
・スマート・ブレーキ・サポートスマート・ブレーキ・サポート[後進時左右接近物検知機能(SBS-RC)]
約15km/h以下で後退中にクルマの左右や後方に接近してきた車両を検知する。衝突を回避できないと判断したとき、ブレーキ制御を支援することで衝突時の被害の軽減を図る。

【マツダコネクトの進化】
・8.8インチセンターディスプレイインチセンターディスプレイ

前方の視界を確保しながら、エアバッグ作動時の干渉を避けるため、画面の縁部分をできるだけ狭くしたフレームレス構造を採用している。スマートフォンからアプリを通じて車の状態が確認できたり、万が一の事故の際には自動で救急車を手配するコネクティッドサービスも採用されている。

【デザインの進化】
・ランプ類のLED化

ヘッドランプは、デイタイムランニングライトの変更によって、生き物の瞳のような表情を維持しつつ、スピード感やライトウエイトスポーツカーらしさを表現している。また、リアコンビランプは、歴代のロードスターに共通して採用されている「円形+楕円」のモチーフをより鮮明に表現するとともに、現行車が持つユニークさに磨きがかけられた。さらに、ヘッド、リア、ターンランプなどを含め、すべてのランプがLED化された。

・ホイールデザインの変更ホイールデザインの変更
軽やかさと機能美を表現した新たなホイールが設定され。ホイール中央から周辺へまっすぐに伸びたスポークが、車軸からタイヤに動力を確実に伝えているようなデザインとすることで、スポーツカーとしての性能の高さや強さ、精緻さを表現している。

・ボディカラーに「エアログレエアログレーメタリック」を追加
新たなエクステリアカラーとして、エアログレーメタリックが追加された。ソリッドカラーのような鮮やかさとメタリックカラーならではの陰影感をバランスさせたこの色は、ロードスターに軽快さとクールな印象を与えます。

【ダイナミクス性能の進化】
・ASYMMETRIC LIMITED SLIP DIFFERENTIAL「アシンメトリックLSD」(ロードスター「S」を除くMT車のみ)

加速・減速時のデファレンシャルギヤの差動制限力を変化させることで、リアタイヤの接地荷重変化に対してクルマの旋回挙動を安定させる、新しいLSDのの技術技術コンセプト。軽量・コンパクトで耐久性の高い円錐クラッチ型LSDにカム機構を追加し、減速時と加速時で異なるカム角を設定することで、それぞれに最適な差動制限力を実現。特に減速側の差動制限力を強めることで、後輪の接地荷重減少により車両挙動が不安定となりやすいターンインでの減速旋回時の安定性を向上した。さらに、ロードスターのエンジンやサスペンション、タイヤ特性に最適化したイニシャルトルクと差動制限特性のチューニングにより、これまで以上にスムーズでリニアな旋回特性を実現。街中ではさらに軽やかに、ワインディングでは旋回時の安定性が格段に向上している。

・電動パワーステアリングの進化
より軽やかで正確なステリングフィールを実現するため、ステアリングシステムにも改良が加えられた。ステアリングラックの摩擦を低減しながら、モーターアシストの制御ロジックをより緻密に進化することで、自然ですっきりとしたフィードバック感を実現。ハンドルを切り始めてから戻すまで、一貫してタイヤと路面のコンタクトが感じられ、まるでドライバーの操舵意図が直接ロードスターに伝わっているような、高い一体感を目指した。

エンジンパフォーマンスフィールの進化
SKYACTIV-G 1.5では、国内ハイオクガソリンに合わせた専用セッティングを施すことで更なる高効率化を実現。加速の伸び感を強化しながら、出力を3kW向上向上した。さらに、MT車にはSKYACTIV-G 2.0も含めた駆動力制御に最新の制御ロジックを導入し、アクセル操作時のレスポンスを改善。アクセルを踏み込んで加速するシーンだけではなく、アクセルを緩めて減速するシーンにおいても、よりドライバーの意に沿った駆動力の応答性を実現した。

・DSC-TRACK (MT車のみ)
サーキットでの走行に最適化したDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)の新制御モードである「DSC-TRACK」を新たに追加した。「DSC-TRACK」」では、スポーツ走行におけるドライバーの運転操作を最大に尊重尊重し、ドライバーがコントロールできないような危険なスピン挙動に陥った場合に限って制御が介入。愛車を傷つけるリスクを減少さる。

【追加機種】
・「マツダ ロードスター S Leather Package V Selection」
スポーツタン内装とベージュ幌を設定した。

商品概要およびメーカー希望小売価格(消費税込消費税込)は以下ののとおり。
ソフトトップカラー:ベージュ(インシュレーター付)
電動リモコン式ドアミラー(手動可倒式):ボディボディ同同色
シート:ナッパレザー(スポーツタン)
ドアトリム/インパネ/センターコンソール:合成皮革(スポーツタン)
16インチアルミホイール(高輝度塗装)
S Leather Package V Selection (6MT) ¥3,553,000 (6EC-AT) ¥ 3,668,500

マツダ ロードスター(ソフトトップモデル)は6グレードで、価格は「マツダ ロードスター S」の2,898,500円から。マツダ ロードスター RF (リトラクタブルハードトップモデル)は3グレードで価格は3,796,100円からとなっている。

ロードスターに関する情報サイト:https://www.mazda.co.jp/cars/roadster/

Text:アウトビルトジャパン
Photo:マツダ