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【動画】圧巻のV10サウンド(後編) 心ゆくまで楽しめる ランボルギーニとダッジ

2020年7月14日

8台のベストV10サウンド: M5、カレラGT、LFA、ガヤルド、ヴァイパー、ウラカン、ラム、そしてS6

世界的にも少数のV10 エンジンはV8よりも複雑で、V12よりはしなやかさに欠ける。V10はエンジン構造においてアウトサイダー的な役割を果たしている。そのエンジン音は本当に独特なのだろうか!?

Photo:Thomas Starck

V10はどこへ行ってしまったのか?ほんの数年前までは、市販車にV10エンジンがいくつも搭載されていた。しかし、CO2の議論や低燃費の議論のせいで、そんな時代は終わってしまったのだ。現在、V10エンジンを搭載したニューモデルは片手で数えられる。

アウディは、少なくともR8では、高回転型10気筒エンジンに固執しており、プラットフォームの兄弟であるランボルギーニ ウラカンも、同じ5.2リッターV10に頼っている。
今回紹介する8台は、自然吸気エンジンのみで、ターボやコンプレッサーは一切使用していない。V10は、その極めて自然なレスポンスと、ほとんどの場合、高回転域での回転音が独特だ。
今回は最高の10気筒シンフォニーを純粋にエンジョイしてほしい! 
それでは後編をどうぞお楽しみください!

ランボルギーニ ガヤルドLP570-4スクアドラコルセ:

ガヤルドLP570-4スクアドラコルセは、ガヤルドLP570-4スーパートロフェオのストリートバージョンをミニマムにデフォルメした特別バージョンだ。
クイックリリースファスナーを装備したボンネットもレーシングカーに由来しており、その下に収まっている5.2リッター自然吸気V10エンジンが8000rpm以上で回転する。
スクアドラコルセは3.4秒で0から100km/hまで加速する。
音の面では、50台限定のガヤルドは、アイドリング時のマフラー音から、フルロード時の荒々しい悲鳴まで、幅広い音域を備えている。V10が自分自身で自由に叫んでいるように感じる。
そして、ドライバーがスクアドラコルセを短時間でリミッターまでに引き上げる時、その時のサウンドに注意深く耳を傾けてほしい。

ダッジ ヴァイパーGTS:

ダッジ ヴァイパーは、しばしば現代のマッスルカーと呼ばれる。
それもそのはず。古い言い回しはここでも当てはまる。「エンジンの容量に代わるものはない」ということわざだ。
10気筒4ストロークエンジンは、8リッター(!)の排気量から456馬力を発生する。
このエンジンは、よく言われるようにトラックのエンジンではなく、ランボルギーニのサポートを受けて開発されたものだ。
大容量V10のサウンドは、低音でありながら迫力がある。

ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテ:

5.2リッターV10は、ガヤルドの後継車でも引き続き活躍している。
しかし、今、ウラカン ペルフォルマンテは最大で640馬力を発揮する。
通常のLP610-4バージョンは610馬力、後輪駆動バージョンLP580-2は580馬力だ。
ウラカン ペルフォルマンテは、アイドリング時にもアグレッシブなサウンドを奏でる。
回転数が上がるにつれて、その音色はますますアグレッシブになっていく。
ドライバーがアクセルから足を離すと、ウラカンは巨大なバックファイアーを放つ。
その時のペルフォルマンテはノーマルのウラカンよりもさらに音量が大きい。

ダッジ ラムSRT-10:

最高速249km/hのダッジ ラムSRT-10は、かつては世界最速のピックアップトラックだった。第2世代ダッジ ヴァイパーの8.3リッターV10が長いボンネットの下で活躍しているのも頷ける。
パワフルなエンジンは507馬力と712Nmの最大トルクを発揮する。
その音は?
雷雨だ!
地下のガレージでは、ラムの音はもちろんもっと邪悪に聴こえる。
ヴァイパーのピックアップ音は、間違いなく嵐を連想させる。

数年後には、我々はレーシングカーの感覚を備えた、このような本物のエンジン音を恋焦がれる日が来るような気がする。
そしてその時には、サウンドジェネレーターによる合成音が、本物のエンジン音に取って代わる時が来るのではないだろうか。これからますます騒音規制が厳しくなり、またEVなどの普及により、エンジン音が失われていくことは実に残念であり、無念に思う。

Text: Jan Götze