【1位はどこ？】ドイツで最も人気のある観光スポット30

2022年9月から2023年6月にかけて20か国を超える25000人のユーザーがウエブサイトwww.germany.travel 上でお勧め観光スポットの投票を行った。その結果である訪独外国人観光客が選んだドイツの人気観光スポット上位30を紹介する。

2023年上半期の訪独外国人旅客のもたらしたホテル宿泊数を見ると比較対象である2019年との差が毎月縮小し、6月末には延べ宿泊件数は3490万泊に達し、コロナ禍前の87.9%レベルにまで回復した。回復の原動力となったのはヨーロッパ内の国々からの旅客で、これにより訪独外国人旅客数は対2019年同期比91%に達している。

今年最も多くの票を得たのはヨーロッパパークであった。昨年の覇者ミニチュア・ワンダーランド（ハンブルク）は2位だった。第3位はブリュールのファンタジアランドで、以下ローテンブルク・オプ・デア・タウバー、ニュルブルクリンク、ノイシュヴァンシュタイン城、ベルリン、シュヴァルツヴァルト（黒い森）、ハンザ都市ハンブルク、テルメ・エルディングの順になっている。

ドイツ観光局（DZT）のペトラ・ヘードルファーCEOは次のように話している。「トップ100ランキング」は、10年前から訪独外国人観光客に人気のある観光スポットのその時々の知名度の高さとネット上の人気度を示す指標となっている。同時にまた、ドイツ観光に携わる我々のパートナーの世界に向けたマーケティングの成果を測る指標でもある。トップ100ランキングの投票率が高かったことは、観光の国ドイツが国際競争において高いブランド力を発揮していることの表れでもある。

訪独観光客が選んだドイツ人気スポットトップ100より上位30位のランキング

TOP3はいずれもドイツ国内及び近隣国からの旅客で人気のアミューズメントスポットで、日本や北米など遠方市場で知名度のある観光地としては、4位のローテンブルクや6位のノイシュヴァンシュタイン城が上位にランクインしている。投票数の多くが近隣国から多かったことが今回の結果に反映しているので、必ずしも今回のTOP3が日本をはじめとした欧州外の国からの旅客にも人気であることを証明しているわけではない。

Text：アウトビルトジャパン
Photo：ドイツ観光局