【F1第17戦日本GP 決勝】フェルスタッペンが鈴鹿2連勝でコンストラクターズタイトル決定！

マックス・フェルスタッペンが辛酸をなめた前戦から巻き返して昨年に続く鈴鹿2連勝を果たした。マクラーレンの２台は2-3を果たして表彰台を2つ埋めた。フェルスタッペンの勝利でレッドブルレーシングはコンストラクターズチャンピオン連覇、そして通算6回目の獲得となった。おめでとう！ホンダ！

レッドブルは前戦シンガポールGPでの不調を跳ね返した。マックス フェルスタッペンは日本GPで、今シーズンによく見られるように、スタートでマクラーレンの2人から一時的にプレッシャーを受けただけで、その後は危なげなく逃げ切り、無敵の勝利を祝った。ドミネーターはランド ノリスに20秒近い差をつけてフィニッシュ。2台目のマクラーレンを駆るオスカー ピアストリは3位でF1初表彰台を祝う。

「信じられないような週末だった。ここで勝つのはいつだって特別なことだけど、チームタイトルを獲得できたことは僕の誇りだ。ここまで本当に素晴らしい1年だった」とフェルスタッペンは語り、こう付け加えた「スタートは少しきつかったけど、その後はすべて順調だった」。チームのボスであるクリスチャン・ホーナーは、チーム全体とスーパースターを称賛した。「我々にとって最も素晴らしい年であり、また新たなマイルストーンだ。マックスは今、別次元のドライビングを見せている」。

レッドブルのもう一人、セルジオ ペレスは不運が続く、スタート直後にメルセデスのルイス ハミルトンと接触し、フロントウイングを交換するためにピットイン。さらに、セーフティカーの後方で違反したとして5秒加算のペナルティを受けた。その後の追い上げレースでは、ハースのケビン マグヌッセンとクラッシュして結局リタイアしてしまった。

それからが奇妙だ： レッドブルはこの時点ですでにペレスをレースから除外していたのだ。しかし、鈴鹿でのペナルティを次のカタールGPに持ち越さないために、メキシコ人ドライバーは20周以上のピット作業を終えてコースに戻った。FIAとの話し合いによると、この異常なやり方は競技にさらなる影響を及ぼす可能性が高いという。

レッドブルは、ペレスを取り巻く苛立ちやナンバー2の失敗にもかかわらず、2023年のコンストラクターズタイトルを祝うことができる。結局、フェルスタッペンの優勝ポイントとファステストラップは、最後の追手メルセデスを振り切るのに十分なものだった。鈴鹿では、チームのボスであるトト ヴォルフが不在のため、ブラックアローズはジョージ ラッセルにチームオーダーを遅らせて厳しい戦いを挑んでいる。フェラーリのシャルル ルクレール、チームメイトのハミルトン、そしてスクーデリアのセカンドカーを駆るカルロス サインツに続く7番手だった。

マクラーレンが鈴鹿での第二勢力であることは明らかだ。「スタートではマックスをリードするところだったが、全体的にはまだ十分に及ばない。それでも、我々は良い進歩を遂げている」とランド・ノリスは2度目の2位獲得後に嬉しそうに語った。そしてピアストリも自身初のF1表彰台に満足しており、「とても特別な気分で、忘れられない思い出になるだろうね。今日は自分にとって最高のレースではなかったかもしれないが、最終的には十分だった」と若いオーストラリア人は語った。

「スタートではもう少しでマックスに迫れたけど、全体的にはまだ十分な差はない。スタートでマックスに追いつかれそうになったけど、全体的にはまだ十分な差はない。それでも、僕たちはいい方向に進んでいるよ」と、2戦連続2位を獲得したランド・ノリスはうれしそうに語った。ピアストリもF1初表彰台を喜んでいる。「とても特別な気分だし、長い間忘れないだろうね。今日はベストなレースではなかったかもしれないけれど、最終的にはそれで十分だった」と語った。

次戦カタールGPの土曜日のスプリントでフェルスタッペンはドライバーズ世界選手権のタイトルを獲得することができる。誰が彼を止めるのか！？

2023年F1第17戦日本GP決勝結果（10位まで）
1位 マックス フェルスタッペン（オランダ） － レッドブル 1時間30分58秒421
2位 ランド ノリス（イギリス） － マクラーレン +19.387秒
3位 オスカー ピアストリ（オーストラリア） – マクラーレン +36.494秒
4位 シャルル ルクレール（モナコ）－ フェラーリ +43.998秒
5位 ルイス ハミルトン（イギリス） － メルセデス +49.376秒
6位 カルロス サインツJr（スペイン）－ フェラーリ +50.221秒
7位 ジョージ ラッセル（イギリス） － メルセデス +57.659秒
8位 フェルナンド アロンソ（スペイン） － アストンマーティン +1分14.725秒
9位 エステバン オコン（フランス） － アルピーヌ +1分19.678秒
10位 ピエール ガスリー（フランス） － アルピーヌ +1分23.155秒

ドライバーズランキング（全17戦終了時点の順位 第10位まで）
1位 マックス フェルスタッペン（オランダ） － レッドブル 400ポイント
2位 セルジオ ペレス（メキシコ） － レッドブル 223ポイント
3位 ルイス ハミルトン（イギリス） － メルセデス 190ポイント
4位 フェルナンド アロンソ（スペイン） － アストンマーティン 174ポイント
5位 カルロス サインツJr（スペイン）－フェラーリ 150ポイント
6位 シャルル ルクレール（モナコ）－ フェラーリ 135ポイント
7位 ランド ノリス（イギリス） － マクラーレン 115ポイント
8位 ジョージ ラッセル（イギリス） － メルセデス 115ポイント
9位 オスカー ピアストリ（オーストラリア） － マクラーレン 57ポイント
10位 ランス ストロール（カナダ）－ アストンマーティン 47ポイント

コンストラクターズランキング（全17戦終了時点の順位）
1位 レッドブル 623ポイント
2位 メルセデス 305ポイント
3位 フェラーリ 285ポイント
4位 アストンマーティン 221ポイント
5位 マクラーレン 172ポイント
6位 アルピーヌ 84ポイント
7位 ウィリアムズ 21ポイント
8位 ハース 12ポイント
9位 アルファロメオ 10ポイント
10位 アルファタウリ 5ポイント

Text: Fredrik Hackbarth
Photo: autobild.de