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フェラーリ プリウス? トヨタ プリウス チューニング Cool or not cool?

2020年6月4日

これはセーフなの? トヨタ プリウス チューニング: アルバーモ「フェラーリ?」ボディキット「SP42」

フェラーリになりたいプリウス? 日本国山口県下松市にあるチューナー、アルバーモ(Albermo)はトヨタ プリウスのボディを見た目フェラーリFFに変えてしまう。日本製のハイブリッド車は、遠くから見るとフェラーリのようなロゴまで備えている!

このトヨタ プリウスはフェラーリになりたい!?
フェラーリは、常に”ベラマッキナ(bella macchina=いいクルマ)”と純粋なドライビングプレジャーの象徴だが、トヨタ プリウスは感性豊かなエコカーの縮図だ。その両方を組み合わせて融合させたのが、日本のボディチューナー、アルバーモだ。

アルバーモはフェラーリやランボルギーニ風のスーパーカーをモチーフにしたボディキットで知られている。
新しいSP42キットによって、トヨタ プリウスはエコサンダルを脱ぎ、イタリアのテーラーメイドスーツに着替える。
特に、その黒いラジエーターグリル、スポイラーリップ、新しいフォグライトインサートを備えた新しいフロントエプロンは、フェラーリFFを連想させる。
もっともベースになったプリウスのスタイルはあまりにも残念なものだったから、それからすればちょっとだけまともになったような気もしないではないが、だがだからと言ってプリウスをフェラーリにすることにエネルギーを使うことは、どうなのだろうか。

馬の代わりに鳥を使ったフェイクロゴ

リアでは、ディフューザー付きの新しいバンパーが目を引き、プリウスのリアよりもアグレッシブな印象を与える。
すべてのパーツを合わせた価格は約1600ユーロ(約19万円)。まあそんなもんかもしれない。
写真ではフェラーリ風のホイールも履いているが、これはもちろんその価格には含まれていない。
一方でフェラーリFFの本体価格は約26万ユーロ(約3120万円)からとなっている。比較するのは無意味だが。
アルバーモのキットには、赤、白、緑のイタリアンカラーの中央のラリーストライプと、典型的な馬の代わりに鳥(山口県の県鳥である鶴)をあしらったフェイクのフェラーリバッジも含まれている。
しかしそれらは、重大な事態を招きかねない危険性を有している。なぜなら、フェラーリはデザインをコピーされることに非常に敏感で、アルバーモに対して法的措置を採る可能性があるからだ。

リアビューははっきり言ってフェラーリの雰囲気がほとんど感じられない。イタリアとは無関係なのに、赤白緑の国旗やストライプはかなり恥ずかしい…。

Text: Michael Gebhardt