【このユニークなEVなんぼ?】デンマーク製コンバーチブル&シングルシーターの電動3輪車「シティエル」はい、いくらでしょうか?
2023年8月19日
eBayに出品された電気自動車「CityEl」。この電気自動車がクラシックカーになる日も近い。この黄色の「シティエル」は現在eBayで売りに出されている。この3輪車は1987年に初めて生産ラインから出荷された。2021年、この個体は新しいバッテリー、新しいタイヤ、そして自動車検査証のステッカーを受けた。
電気自動車の先駆者たちよ、注目せよ:eBayでは現在、非常に興味深い電気自動車が手頃な価格で売りに出されている。「シティエル(CityEl)」は1987年に初めて生産ラインから出荷された。コンバーチブルとして、このシングルシーターは特に楽しいはずだ。
もともとデンマーク製だった「シティエル」は、2008年まで6,000台が販売された。これにより、「シティエル」は2000年代の初めに最も売れた電気自動車のひとつとなった。その間、多くの車が最新のリチウムイオン技術を搭載している。「シティエル」の中古価格は5,500ユーロ(約85万円)だ。
説明によると、広告の「シティエル」は状態が良く、目に見えるわずかな使用跡があるだけだという。車両は無事故と記載されている。走行距離は約20,000kmとされている。CDプレーヤー付きラジオが搭載されている。
出力は5馬力弱で、最高速度は時速50km程度。販売者によれば、黄色の「シティエル」の航続距離は、地形にもよるが50~100kmである。次回のH(クラシックカー認証)プレートは、2023年9月に取得が予定されている。
2011年、売り手はヴュルツブルク近郊でシティエルを購入した。同じ会社が2021年9月に新品のバッテリーを装着した。タイヤも2021年9月に新品に交換されている。
ソフトトップは防雨構造になっており、天候に応じて取り外すことができる。シートの後ろには2~3箱の飲み物を入れるスペースがある。売主によれば、「シティエル」は登録済みで、試乗も可能だという。必要であれば、売り手はトレーラーを持っており、輸送を手伝うこともできるようだ。
シティエルについて知っておくべきこと
「シティエル」の動力源はディスクモーターで、最高速度は時速63km。元々、「シティエル」には、航続距離50kmの120kgの鉛フリーバッテリーが搭載されていた。しかし、その一方で、バッテリー管理システムを備えたリチウムイオンバッテリーもある。重量は50kg以下で、航続距離は100kmという。車重はバッテリーなしで160kg。許容総重量は400kg。
エネルギー消費量はバージョンによって異なるが、100kmあたり3.5キロワット時から9キロワット時である。シティエルは排出ガスを出さない。電力生産に伴うCO2排出量を含めても、排出量は極めて少ない。
シティエルは、一見するとエキゾチックな車かもしれない。しかし、その技術には取り組んだ企業の英知と努力が垣間見える。
Text: Lars Hänsch-Petersen