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【馬力バカ祭り】ドイツ人にも大人気 チューニングカーの祭典 PSデイズ2023「DTMの雄 BMW M3 (E30)」

2023年7月20日

PSデイズ2023 in ハノーファー:地球上でチューニングカー好きの多い国と言えばドイツと日本だ。毎年ハノーファーで開催されるPSデイ(馬力の日)レポート第2弾はE36 M3の心臓が鼓動するE30 M3だ!

何百台ものチューニングカーの中から、ひときわ目立つモデルを見つけるのは簡単なことではない。しかし、このE30シリーズの「BMW M3」はすぐに目を引いた。

それは、この小さなバイエルン車が古いレーシングカーの典型的な「BMW M」カラーをまとっているからというだけではない。また、1989年のDTM選手権優勝車両をベースにしたカラーリングでニュルのレースで戦ってきたかのように見えるからでもない。チューニングではなくエンジンを換装しているというのだ。都合の良いことに、ボンネットが取り外され、1986年から1991年にかけて製造された初代「M3シリーズ」の心臓部が姿を現した。

6気筒、排気量2.3リッター、標準状態ですでに300馬力を超えるこのM3には、スーパーチャージャーも装着されている。

大きなインテークマニホールドとシリンダーヘッドは、このスポーツカーのオーナーが標準の2.3リッター4気筒では満足しなかったことを示している。その代わりに、彼は次の「E36」シリーズの「M3」からコンストラクション(製造)コード「S54」のエンジンをドナーとして使い、6気筒を搭載した。

外観はM3 スポーツエヴォリューションそのままのように見える。

チューニングされたBMW M3 E30は400馬力以上

最大343馬力の標準出力でさえ、決して弱いわけではないが、この小さなバイエルン車からさらにパワーを引き出すために、スーパーチャージャーが装備された。出力については推測するしかないが、おそらく400馬力を超えるだろう。

スポーツステアリング、バケットシート、4点式ハーネス。

モータースポーツ気分をさらに盛り上げるために、以下のような変更も施されている: 例えば、フロントボンネットとトランクリッドはクイックリリースファスナーで簡単に着脱可能で、18インチのBBS製ホイールとキャンバー調整機能付きKW製コイルオーバーサスペンションも装備されている。

Text: Sebastian Friemel
Photo: AUTO BILD/Sebastian Friemel