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ADVANレーシングタイヤ装着車がパイクスピークで2年連続の総合優勝、全5クラスで優勝を達成

2023年6月29日

横浜ゴムの「ADVAN」レーシングタイヤ装着車が2023年6月25日に米国・コロラド州で開催された「第101回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」で2年連続の総合優勝を果たした。優勝したマシンはサステナブル素材を使用した「ADVAN A005(ドライ用)」を装着しての勝利。

総合優勝したのはアンリミテッドクラスに出場したRobin Shute(ロビン・シュート)選手の「2018 Wolf TSC-FS」でタイムは8分40秒080を記録。Shute選手は昨年もADVANレーシングタイヤを装着して総合優勝を果たしており、2連覇を達成。今回装着した「ADVAN A005」は、本年より「全日本スーパーフォーミュラ選手権」にワンメイク供給しているものと同スペックで、従来タイヤと同等のグリップ性能を維持しながらサステナブル素材を33%含有している。また、サイドウォールにバイオマス由来のゴムを使用し再生可能原料比率を高めた「ADVAN A005」を装着してエキシビションクラスに参戦したRandy Pobst選手の「2021 Tesla Model S Plaid」がクラス2位を獲得。サステナブル素材を使用したタイヤで好成績を収めることに成功している。

そのほかの供給タイヤを装着した選手も活躍し、Tanner Foust選手の「2023 Radford Type 62-2」がエキシビションクラスで、Codie Vahsholtz選手の「2013 Ford Open Vahsholtz Custom」がオープンホイールクラスで、さらにDavid Donohue選手の「2019 Porsche GT2 RS Clubsport」がタイムアタック1クラスでそれぞれ優勝。また「ADVAN A052」のワンメイクで競われる「ポルシェ パイクスピークトロフィー by Yokohama」クラスではHayden Bradley選手がクラストップでフィニッシュしている。最終的にADVANレーシングタイヤ装着車は総合優勝を含めて全5クラスで優勝した。

「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は1916年から開催されている伝統あるヒルクライムレース。標高2,862mのスタート地点から標高4,300mにあるゴールまでの約20kmのコースにて競われるレースで、別名「雲へ向かうレース」と呼ばている。ヨコハマタイヤ装着車は2020年、2022年と2023年に総合優勝を果たしている。

Text:アウトビルトジャパン
Photo:横浜ゴム