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面白ネタ 偶然見つかった盗難車26台 すべてが愛好家垂涎のヤングタイマー だった!

2020年5月24日

すべての自動車好きにとっての夢のガレージ 盗難車のすべてが素敵なモデル

趣味がいいということだけは認めてあげよう、自動車泥棒君。偶然にも、警察は26台の盗まれたヤングタイマーを発見した。E30 M3から数多くの三菱エボ、そして珍しい190エボIIまで、すべてがそこにあった。

ありえない。発電機を盗んだコソ泥は実は人気スポーツモデルの大泥棒だった。警察が追っていたのは発電機を盗んだ犯人だった。しかし盗まれた発電機が見つかった場所には、それ以外にも、いやそれ以上の信じられない盗難物が隠されていたのだった。どうやらこの泥棒は、80年代、90年代、2000年代のスポーティなホモロゲーションモデルが好きだったようだ。警察の画像(動画で見ることができる)には、無数の三菱エボやBMW M3のほか、メルセデスとフォードの2台の非常に珍しいDTMクラシックが写っている。

事件の一部始終は、2020年4月にスペイン北部のゲタリアで起こった。

盗まれた産業用発電機は、エルトザンツァ(バスク警察)が人里離れた農園で発見した。42歳の容疑者が拳銃2丁と現金1万ユーロを所持していたことも判明したため、当局は捜索令状を取得した。そして彼らの努力は報われた。納屋の中には、少なくともヨーロッパ5ヶ国から合計26台の盗難車が発見され、その中には偽の車体番号を持つものもあった。その自動車泥棒の「コレクション」のハイライトは、500台しか製造されていないフォード シエラ コスワースRS500と、502台しか製造されなかったメルセデス190E 2.5-16エボリューションII(W201)である。また、他にも目を惹くのは、ランチア デルタHFインテグラーレ、BMW M3(E30)、ルノーR5ターボだ。日本のラリーカーのファンには、様々なシリーズの三菱ランサーエボリューションのモデルが、スペシャルエディションも含め、たくさん見つかった。

左から、三菱ランサー エボ6、フォード シエラRS500コスワース、フォード エスコートRSコスワース。明らかに非常に良好な状態の三菱ランサー エボ6。

エルトザンツァ(バスク警察)が公開している写真を見ると、以下のような車両が確認できる(アルファベット順):

● BMW M3 E30

● BMW M3 E36

● フェラーリF430

● フォード エスコートRSコスワース

● フォード シエラRS500コスワース(限定500台の1台)

● ランチア デルタHFインテグラーレ
● メルセデス190E 2.5-16エボリューションII(限定502台の1台)

● 三菱ランサー エボリューション5
● 三菱ランサー エボリューション6
● 三菱ランサー エボリューション6 トミ マキネン エディション
● 三菱ランサー エボリューション7
● 三菱ランサー エボリューション9
● プジョー205 GTI

● ルノーR5ターボ

見つかったクルマのほとんどが極めて良好な状態にある

中には若干の改造が施されているものもあり、例えば白いランサー エボ7にはラリアートのホイールとAPレーシングのブレーキが付いている。容疑者は盗んだ車を売りたかったようだ。盗まれたヤングタイマーの総市場価値はおそらく数百万ユーロ(数億円)以上の価値がある。しかし、なぜ絶妙なセレクションの中に、ニッサン ジュークやシトロエン プルリエルもあるのかは謎だ(笑)。フルコースの間の、箸休めみたいなものだろうか。これらの宝物自動車はどうなるのか、所有者の元に戻るのか、オークションに出品されるのか、まだはっきりしていない。

このランチア デルタHFインテグラーレを含め、押収された車の大半は、ホワイトカラーだ。それにしてもどの車もほこりなど被っておらず、実にきれいで程度がよさそうだ。おそらく日替わりで(?)車を磨いていたのだろうが、そう考えると車さえ盗まなければ、なかなかの自動車愛好家だともいえる。だが人の車を盗んでしまっては元も子もない。それに、これほどの車をしまっておくことができるガレージが用意できるのであれば、せめて発電機くらい自分のお金で買ってほしかった。

情報源: Ertzaintza
Text: Moritz Doka
Photo: autobild.de