スズキ、ダイハツ、トヨタ3社共同開発の商用軽バン電気自動車を公開
2023年5月19日
スズキ、ダイハツ、トヨタは、3社で共同開発してきたBEVシステムを搭載した商用軽バン電気自動車(以下、BEV商用軽バン)のプロトタイプを発表した。「G7広島サミット(主要国首脳会議)」に際し、一般社団法人日本自動車工業会の行う自動車業界のカーボンニュートラル(CN)達成に向けた取り組みを紹介する展示イベントで公開する。
このBEV商用軽バンは、スズキ、ダイハツの小さなクルマづくりのノウハウとトヨタの電動化技術を融合し、軽商用車に適したBEVシステムを3社で共同開発された。車両についてはダイハツが生産を行い、スズキ、ダイハツ、トヨタがそれぞれ2023年度内に導入する予定としている。企画にあたっては、Commercial Japan Partnership Technologies株式会社(CJPT)も参画することで、効率的なラストワンマイル輸送に最適な仕様となっているという。一充電当たりの航続距離は200km程度を見込んでおり、配送業等のニーズにしっかりと対応できる車両を目指して、開発が進められている。
Text:アウトビルトジャパン
Photo:スズキ