こどもは熱狂! ホームメイド(手作り)ホットロッド

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すべての車好きの少年が同じ夢を見る。みんなが。

本物の(小さな)車に、本物のエンジン!

AUTO BILDのエディター、ジャン ホーンは、この小さなホットロッドを作ることによって、彼の息子の夢をかなえてやった。このモデルは実在するクルマに基づいて作られたものだ。このホットロッドの元ネタは1932年フォード デュース(Ford Deuce)だ。
(Photo: Toni Bader)
むろん、本物のアメ車のようにV8が搭載されているわけではない。近くのワークショップで見つけた中古のMokickエンジン(二輪用のエンジン)を搭載する。
 (Photo: Toni Bader)
2分の1のスケールのホットロッドに正統なレッドホイール、マットブラックでペイントした上に、クールな炎の(フレーム用)デカールを貼って外観を整える。ハンドシフトレバーがそれっぽくてステキだ!
(Photo: Toni Bader)
パーツは、VWビートルやツェンダップ(Zündapp=かつて存在したドイツの2輪メーカー)そして自転車用のもので構成されている。その他の細かなものはハードウェアショップとかから入手した。しかし、当初計画し、準備しておいたメルセデスのグリルは結局使わなかった。
(Photo: Jan Horn)
まず、ミニホットロッドのベースとなる、カーボンボードモデルを作製する。乗るドライバーのサイズに合わせることがもっとも重要なポイント。
(Photo: Jan Horn)
これは、台形のフレームを長方形の鋼板から作成しているところだ。そのフレームは曲げられて、サイズに合わせて溶接される。後ろの方にも気になる車が数台。
(Photo: Jan Horn)
かなり、それっぽくなってきたところ。フレームには0.7ミリの薄いシートメタルで作られた3つのボディパーツが装着される。
(Photo: Jan Horn)
ほぼ組み立ては完了。あとは塗装とグリルだけだ。ボンネットの形がなんとも本物っぽい。
(Photo: Jan Horn)
シートとダッシュボードは、合成皮革で覆われている。座る位置はほぼリアタイアのとなり。
(Photo: Jan Horn)
リアのカーブは、VWビートルのフェンダーを一部切断したものによって形成されている。
(Photo: Toni Bader)
50ccの2ストロークシングルシリンダーエンジンは1972年製のツェンダップC50のもので、2.9馬力を発揮する。ステアリングギアはオールドビートルのものだ。
(Photo: Toni Bader)
最もシンプルなテクノロジー。ホットロッドにはリジッドなリアアクスルが備わっていて、チェーンがエンジンの動力を伝達する。 ディスクブレーキにより、制動力も強い。ちなみに、この若者がジャンの息子、ヨハンだ。若きレーシングドライバーはわずか6歳だが、彼用の「本物の」車である、Hotrod J-3に乗るのが待ち遠しくてならないようだ。
 (Photo: Toni Bader)
シフトレバーとキックスターターはボディの外側に取り付けられた。ギアは三段。サードギアで最高60km/hまで加速できる(けっこう最高速度が出てびっくりだ)。
(Photo: Jan Horn)
素朴でスポーティなルックスのシフトレバーは扱いやすくできている。ちらっと見える計器はスピードメーター。
(Photo: Toni Bader)
コックピットもシンプルにできていて、ステアリングホイールはVWビートルのものを転用した。スピードメーターももちろん本物で、エンジン同様、ツェンダップC50に使われていたものだ。
(Photo: Toni Bader)
旧いバイクのヘッドチューブがステアリングナックルとして使われている。頑丈で安定性もいいし、コストもかからないのでバッチリだ。6歳のドライバーにとって、定期的なグリースアップなども楽しい作業になるだろう。
 (Photo: Toni Bader)
ホットロッドは準備完了。ツェンダップエンジンの音を聞くのが待ちきれないヨハンは、早速給油を始めた。なんとも格好いい工具箱と、後ろに被ったHEMIのキャップが粋だ。
(Photo: Toni Bader)
クラッチを切ると、ホットロッドが鳴り響く。ヨハンは、アクセルペダル(金物屋の金属製ヒンジを使った)を、木材を接着して作られた床までめいっぱい踏む。
(Photo: Toni Bader)
2ストロークの金切り音とともに、車輪が動き始め、クルマ全体が削岩機のように振動する。正真正銘、本物のクルマだ。スモークやぎくしゃくとしたボディの動きなんか気にもとめないで、彼は運転する。それが大事なのだ。何故って? ヨハンは掛け値なしにエキサイトしているからだ。
(Photo: Toni Bader)
チャンピオンレーサーのようにステアリングを操るヨハン。転用されたVWビートルのステアリングはサイズが大きくて理想的なものだとは言い難いが、ヨハンはうまく使いこなしている。
 (Photo: Toni Bader)
このトレーニングサーキットで40.6km/hを6歳児が記録したこと自体、賞賛に値する。スロットルレーシングでもファーストギアしか使ったことはないのだから。ヨハンにとっては一生の思い出として残るだろう。
光電管を使用した計測器を6歳児が通過するなんて、なんと痛快な出来事だろうか。
(Photo: Toni Bader)
ヨハンの結論: このホットロッドはすごい! 
ボディの揺れやスモーキングエンジンなんかまったく気にならなかった。大好きなアウディのホイールキャップを付けてたら、もっとカッコよかったと思う。
唯一、彼が残念だと思うこと? ドライバーズライセンスと本物のクルマを手に入れるまであと10年待たなければならないことだ!
(Photo: Toni Bader)
子ども用のクールなカートは他にもいくつか世の中に存在する。ペダルをこぐタイプだが…。なんとこのジュニアモーガンは2500ユーロ(約31万円)もする。興味があれば、下記をチェック。Vツインのエンジンがそれっぽいが、もちろんダミー(ライトは点灯しそうだが)
www.morgan-motor.co.uk.
(Photo: Werk)
非常にディテールまでこだわったMG K3のレプリカ。なんとサスペンションまで備えている。カラーリングも本物そっくり。これもペダルカー、と思われる(足元から地面が見えているため)。
(Photo: Werk)
そして名車ブガッティ タイプ35は以下から購入できる。
www.voitureapedales.fr.
(Photo: Internet)

Text: AUTO BILD KLASSIK