フィアット600が復活？　フィアットは2023年中に懐かしい名前の新型車を発表するのか？

歴史的な復活を遂げるか？フィアットは2023年、「フィアット600」という懐かしい名前の新型車を発表すると思われる。

まだあまり知られておらず、確実ではないが、少なくとも1つの新モデルが2023年にフィアットから発表される可能性がある。新型だが、新しい名称はなし。なぜなら、すでにプロトタイプとして、何度もモックアップされているその新型車は、おそらく「フィアット600」と、呼ばれることになるだろうからだ。そしてそれは、「500」の兄貴分になることを意味する。すでにいくつかのディテールが想定できる。

たとえば、「600」が小型SUV（現在は500X）になること – 少なくともプロトタイプの写真から、それは推測できる。また、「600」は、「ジープ アベンジャー」と同じシャシーをベースとして共有するという仮定とも合致する。パワートレインについてはまだ何もわかっていないものの、噂によれば、電気自動車と内燃機関の両方のファンに対応するとのことだ。

ちなみに、愛好家の間ではよく知られているように、フィアット500はイタリア語では「フィアット チンクエチェント」と言う。では「フィアット600」は？「Fiat Seicento=フィアット セイチェント」とだ。

そして、「フィアット600」、つまり、「フィアット セイチェント」という名前の由来を不思議に思っている人たち（これは少数派かもしれないが）のために、ここで説明しておこう。「フィアット600」という表記は1955年から1969年まで使われ、「セイチェント」は1998年から2009年まで、「チンクエチェント（500）」の後継車として登場した。それから、また、「フィアット600」というネーミング（表記）に戻り、2007年から2010年まで、販売された。このことからも、現時点で「600」というネーミングが非常に有力である理由が明らかになるはずだ。2023年に、新型イタリアンの多くの詳細が判明することは、比較的確実なのである。

Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: AUTO BILD