アプリ売りのオジさん彷徨記 Vol.17 McLaren Qualified Osaka & 大阪サービスセンター編

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今週は、古くからのお客様である八光自動車工業様が、豊中市に新規拠点をオープンされると聞き、McLaren Qualified Osaka / 大阪サービスセンターのお披露目会へ訪れました。

McLaren Qualified Osakaは名神高速なら豊中インター、阪神高速池田線であれば豊中南インターからクルマで2分ほどという好立地にあります。この新拠点の特徴は、最新の設備を備えたワークショップがあることです。そして、3階にある認定中古車ショールーム「Qualified」は、世界で2店舗目だそうな。国内最大級で20台のマクラーレンを展示でき、最新の設備で整備もできるのですから、関西圏のみでなく中部エリアから中国地方まで視野に入りますね。

McLarenオートモーティブ情報では、約1年前の2022年3月にPDI(Pre Delivery Inspection)センターを稼働開始し、今年1月には国内累計保有台数(業界用語でカーパーク)が1,700台を超えたそうですから、ビジネス的には、今後ますますアフターサービスと、中古車販売が重要な位置を占めるわけです。

多くのサプライヤーが招待されたお披露目会だったのですが、池田社長のご案内に加え、各担当者が設備や機器の説明をされました。中でもワタシが驚いたのが柱の無いリフト。未使用状態では床に埋め込まれてフラットな上に、クルマを上げた状態でも足元に突起が無い、カッコいいリフトが印象的です。これは携わるメカさん達のモチベーションも上がることでしょう。

今回の披露目会では、現場担当の方々から幾つかの設備について説明がありましたが、このタイヤバランサーが秀逸です。通常タイヤのバランスを測りウェイトを張り付けて調整するだけですが、この機械は同時にタイヤの中身もスキャンして、内部に問題が無いかどうか調べてくれるそうな。さすが時速300㎞オーバーまで出るクルマですから、超高速域で走行する場合、タイヤが一番大事なパーツです。

サーキット走行会などで鈴鹿や他のコースを走るお客さんも多いそうですから、タイヤをしっかり管理することが、クルマやドライバーを守るための肝になりますね。

メカニックが動き易そうなリフト、上げている時の足元に凹凸も無く、下げてもフラットな床面。それにしても綺麗だ。

マクラーレンの下回りを見る機会はなかなか無いでしょうけど、【動画】で撮影した床下の整流版が確認できます。説明会で三井田マネージャーから、「マクラーレンのクルマ作りでポイントは2点あり、先ずは軽さと、空気を味方につけることです」とありましたが、こういったパーツを見て、まさしくその通り。床下のフロント左右に2本ずつ備わり、タイヤの周りの空気を外に逃がし、真ん中の空気のみを後ろまで通して負圧を生むことで、車体を地面に押しつける訳です。驚いたのは、ロアアームにも整流版が取り付けられていること。(詳しくは動画をご覧ください)

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アライメントテスターに載った1台。真っ直ぐ走り、停まる、またコーナーを思った通りに曲がる、その為にも正確無比なサスペンション調整が重要なことは言うまでもありません。そのためには、精度の高い測定器が必要ですが、このようにして測ることは意外と知られていませんね。それにしても、このクルマのフロント周り、凄いカーボン製のスポイラーが装着されています。

何れにしても、パワーを上げて速く走らせるクルマには、最短距離で真っ直ぐ停まることが大事なことは疑う余地が無いですし、コーナーを曲がる時の挙動が安定していることも重要なことは、言うまでもありません。ですから、こういった設備投資も、この手のスポーツカーとそのオーナーにとっては、見逃せないことの一つですね。素晴らしいクルマを所有し、そのクルマを気持ちよく楽しむためには、しっかりしたメンテナンスが不可欠です。購入先がどこであれ、車検や点検のみならず一般的な整備など、専門知識のあるディーラーに任せて安心なのは間違いありません。何か気になることがありましたら、お気軽に下記までご連絡を。入庫時に依頼されれば、愛車のコンディション診断を動画で見せてもらえます。

この拠点のスタッフさん達、サービス部門は天王寺からこちらへ移り、セールス部門は心斎橋のショールームからこちらへ。

整備から認定中古車まで、何でもお問い合わせは下記から。
McLaren Qualified Osaka / 大阪サービスセンター
561‐0841 大阪府豊中市名神口1‐14‐33
サービス専用TEL:06‐4866‐0011
http://mclaren-hakko.com/

Part2につづく

Text&Photo&Movie:ナカタ ヒロユキ

【筆者の紹介】
ナカタ ヒロユキ
少年の頃から乗りモノ好きで、輸入車のセールスとしてキャリアをスタートし、インポーターでは法人営業や中古車を含め、様々な営業関係のマーケティングを経験。その後ドイツ系の会社で、業務支援アプリを全国の自動車ディーラーを中心に営業中。ほぼ毎週どこかへ出没するが、時には愛機Buellに跨ったり、料理を楽しんでいる。