1. ホーム
  2. 新車&ニュース
  3. 【ニューモデル情報】メルセデスの高級SUV GLSフェイスリフト フレッシュなルックス 新しいソフトウェア 電動化されたパワートレイン他

【ニューモデル情報】メルセデスの高級SUV GLSフェイスリフト フレッシュなルックス 新しいソフトウェア 電動化されたパワートレイン他

2023年4月18日

メルセデスは、高級SUVをフェイスリフトする。フレッシュなルックス、新しいソフトウェア、そして電動化されたパワートレインを搭載している。

メルセデスは先日、高級SUVの「GLE」をフェイスリフトしたが、今度はシュトゥットガルトのメーカーのフラッグシップである「GLS」がそれに続く。2023年10月末から、「GLS」は新しい外観、新しいソフトウェア、電動化パワートレインを搭載してディーラーにやってくる。一方、アメリカでは一足早く9月に登場する。

外観: 印象的なグリルと新しいテールライト

まずは、当初は2つあった横方向のルーバーが4つになり、クロームではなくダークな「シルバーシャドウ」の亜鉛メッキが施されている。そして、マイバッハモデルとAMGモデルは、ラジエーターグリルに縦長のルーバーを備えている。また、大型のアンダーライドプロテクターと下部エアインテークのデザインも変更される。

リアライトには新しいランプグラフィックが採用され、2トーン塗装仕上げはマイバッハモデルにのみ残されている。

フロントヘッドライトのデイタイムランニングライトは、「GLS」では変更されない。リアライトのリング型シグネチャーは、3つの水平ブロックに変更される。エクステリアの新鮮さは、「GLS」の足元を引き立てる、ポリッシュ加工された新しい20インチホイールによって締めくくられる(最大23インチまでオーダー可能)。

また、メルセデスは「GLS」、「AMG GLS 63」、「マイバッハGLS」の「マニュファクチュール」シリーズに、「アルパイングレー」、「ソーダライトブルー」などの新しいエクステリアカラーを提供する。さらに、マイバッハには、ツートーンペイント仕上げも用意される予定だ。

インテリア: GLSの新色とさらなるテクノロジー

インテリアでは、「GLS」は従来通り7人乗りで、デザインラインは基本的に変わらない。主な変更点は、張地とトリムエレメントの選択で、そこではさらなる工夫が凝らさえている。フェイスリフトでは、これまでマイバッハ専用だった「流れるようなライン」のピアノラッカーも、通常の「GLS」モデルでオーダーできるようになる。

常に最新の情報を提供するために、「GLS」には最新世代のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエキスペリエンス)システムが搭載されている。ディスプレイは、クラシック、スポーティ、ディセントの3種類のスタイルで表示することができるようになっている。オフロードモードでは、勾配、サイドスロープ、コンパス、ステアリングアングルなどのパラメーターも表示される。

インテリアには新しいシート表皮とトリムを採用し、GLSは最新のMBUXシステムでネットワーク化されている。

オフロード走行モードをオンにすると、中央のディスプレイに車両下の前方の景色が表示され、ディスプレイは360度カメラからの画像で構成される。「透明なボンネット」によって、深い甌穴や石などの小さな障害物や大きな障害物をよりよく認識し、回避することができるようになっている。

エンジン: 全ドライブ電動化

エンジンについては、6気筒と8気筒のユニットがそのまま採用され、サプライズはほとんどない。しかし、以前はガソリンエンジンだけが48ボルトのマイルドハイブリッド技術を搭載していたが、今回、2つのディーゼルエンジンが加わった。

そして、「AMG GLS 63」と「マイバッハGLS 600」を除けば、各モデルの性能も向上している。エントリーモデルのガソリンエンジンは381馬力、GLSのV8は517馬力を発揮するようになる。ディーゼル版は313馬力と367馬力を発揮し、すべてのエンジンは6気筒が20馬力、V8が22馬力と少しパワーアップしている。

AMG GLS 63の4リッターV8は612馬力を発揮し、マイルドハイブリッドとエクストラブーストを搭載している。

「GLS」の全モデルには4MATIC全輪駆動システムが標準装備され、より重い荷物を運びたい人は3.5トンまで可能となる。ラゲッジルームも十分なスペースを提供し、355~2400リットルを収納できる。

価格: エントリーモデルは10万ユーロ(約1,450万円)を超える可能性が高い

メルセデスの他の大型SUVと同様、「GLS」はタスカルーサの米国工場で生産され、米国では2023年9月から最初の納車が行われる予定だ。ヨーロッパでは、最初の顧客車両がディーラーに届くのは2023年10月末となる。

そして、「GLS」と同じくらい豪華なのは、その価格もエリート級であることだ。メルセデスは、新型「GLS」の正確な価格をまだ明らかにしていない。しかし、標準装備が拡充されるため、当然、基本価格は高くなることが想定される。「GLS」は現在96,432ユーロ(約1,395万円)からなので、将来的にはベーシックモデルでも6桁の価格になるのではないかと推測される。AMGは現在161,412ユーロ(約2,340万円)から、マイバッハは最低でも173,264ユーロ(約2,510万円)だ。

Text: Sebastian Friemel
Photo: Mercedes-Benz Group