【ニューモデル情報】BMWのラグジュアリーSUVがフェイスリフトを経てより強くよりデジタルに 新型BMW X5&X6 全情報!
2023年3月28日
BMWは、新鮮な外観とより強力なパワーを備えた新型X5と新型X6をフェイスリフトする。
内部デザインコード「G05」を持つ現行の「BMW X5」は2018年から、その1年後にはクーペの派生モデルである「X6(G06)」が発売されている。今回、ミュンヘンに本社を置くメーカーは、この2つのラグジュアリーSUVを包括的にフェイスリフトする。外観だけでなく、エンジンレンジも見直され、よりパワーアップされる。
将来的には、「x」ラインモデルの標準的なデザイン要素により、さらに存在感のある外観が確保され、新しいキドニーグリルと35mm平坦化されたヘッドライトがフロントを飾る。マトリクスLEDヘッドライトもオプションで用意されている。さらに、「X5」ではリアライトに新しいライトグラフィックが採用されている。
エンジンはさらにパワーアップ
イルミネーションBMWキドニーグリルは、「X5」の6気筒モデルには引き続き採用され、8気筒はなしとなる。フロントスカートは両モデルとも変更され、ホイール周りのエアロダイナミクスを向上させるため、サイドに「エアカーテン」が追加されている。Mスポーツパッケージは、「X6」には標準装備となり、「X5」ではオプションとして設定される。
エンジン面では、BMWはこれまでのパワートレインを踏襲しているが、その一部に性能面でのボーナスを与えている。市場導入時には、ベーシックなエンジン仕様の「xDrive30d」と「xDrive40i」が用意される予定だ。直列6気筒のエントリーレベルのディーゼルは、8速オートマチックに298馬力と最大トルク670Nmを伝え、ガソリンエンジンは380馬力と最大540Nmを同じく6気筒から発揮する。
また、すべてのエンジンに48ボルトのマイルドハイブリッドが搭載されている。「xDrive50e」と命名されたSUVは、システム出力490馬力、最大トルク700Nmを発揮し、マイルドハイブリッドモデルに加えて、プラグインハイブリッドも引き続き提供する。「X5 M」と「X6 M」は、その後に続くと思われる。
最新のインフォテインメントと曲面ディスプレイを搭載したSUV
インテリアでは、デジタル技術が高級SUVのイノベーションを支配している。フェイスリフトにより、BMWの最新世代の「オペレーティングシステム8」が採用され、最新世代のiDriveとともに、カーブドディスプレイも将来的にSUVに搭載されることになる。これは、12.3インチのデジタルコックピットと14.9インチのインフォテインメントスクリーンで構成されている。
インストルメントパネルには、レザー調でありながらビーガン素材の「Sensafin」ファブリックの新しい表面が標準装備され、スポーツシートにも同じファブリックが標準装備されている。また、ウッド仕上げの曲面インテリアトリム、さらに助手席エリアのインテリアトリムの下に組み込まれバックライトを効果的に点灯するアンビエンスライトストリップも備わっている。
早ければ2023年4月にX5とX6を市場投入
現時点では、2023年4月中旬、最初のモデルがディーラーに転がり込んでくる予定だ。BMWは価格発表を控えており、現在の価格は「X5」が73,200ユーロ(約1,050万円)から、ベーシックな「X6」が少なくとも82,700ユーロ(約1,180万円)からとなっている。フェイスリフトでは、若干の値上げが予想され、新価格は約75,000ユーロ(約1,070万円)からになるようだ。
Text: Sebastian Friemel
Photo: BMW Group