【このクルマなんぼ?】クラシックSUV編 これらの名オフロード車を市場分析 その中には大人気の日本製SUVも
2023年3月10日
クラシックカー市場のSUVのトレンドが見る。より多くのバイヤーがオフロードのクラシックカーに関心を寄せている。その中でも日本車とエキゾチックカーの市場価値が最も上昇した。
より高い位置に座り、必要であればオフロードを走ることもできる。ハードボイルド、ソフトボイルドを問わず、オフロードを走る旧車は人気が高まり、その分、価格も高くなってきている。あるケースでは、購入価格がわずか6年の間に70%も跳ね上がったモデルもある。
市場調査会社「クラシックデータ」のマリウス ブルーネ氏は、例えば初代「レンジローバー」のように、ゴールドラッシュのムードで高騰し、その反動で値が下がった。この高貴なオフローダーは、長い間「今後来るであろうクラシック」のレッテルを貼られてきたのだ。
もうひとつの投機対象: ジープ ワゴニア
しかし、レンジローバーの良品がまだ 16,000 ユーロで入手可能だった 2012 年とそれ以降の価格動向は、市場の現実からあまりにも急速に逸脱したようで、明らかに投機的なバブルのケースである。SUVのパイオニアとして、英国車に8年先行した「ジープ ワゴニア」も、一度は下落したが、その後、再び上昇カーブを描いている。
オフロードの名車は南からやってくる
他の車種と同様、ここ数年、日本車が最大の勝者となっている。1981年から88年にかけて生産された「日産パトロール」の価格は、1982年にヨーロッパでオフロード車市場に最初に参入した「三菱パジェロ」よりもさらに劇的に上昇した。その値段は、ショートディーゼルとして、コンディション2が17,700ユーロ(約256万円)、コンディション3が10,400ユーロ(約150万円)と、2016年比で、105パーセントの高値で取引されている。ただし錆のため、この国の市場は空っぽである。
コンディション1は、ほぼ新車状態、2はミントコンディション、3は通常走行可能なコンディション、4は何とか走れる程度、5は不動車。
これらのクラシックSUVは堅実な投資対象だ
良い車はたいてい乾燥したスペインやポルトガルのもので、オフロード車は伝統的に中欧よりずっと一般的だ。グッドニュースは、クラシックオフロードがそれほど高くないということだ。ランボルギーニLM 002だけが30万ユーロ(約4,350万円)で、「異端児」である。
Text: Martin G. Puthz
Photo: autobild.de