ついに出た! 伝説のモデル ホンダ スーパーカブとダックスの電動モデル登場!
2023年3月3日
ホンダ スーパーカブとダックス: 伝説のバイクの電動化。2040年以降、ホンダは従来の技術による自動車の製造を行わない。そして二輪車部門もそれに追随している。2025年までに10台の新しいeモデルが発売され、その中には電動のスーパーカブとダックスも含まれているようだ。
ホンダは、2025年までにサイズや性能の異なる10種類の新しい電動二輪車を発売する計画だ。電動「ホーネット」もその中に含まれる予定だ。しかし、電動「スーパーカブ」と電動「ダックス」が登場すると噂されているのは、もっと面白そうだ。
ホンダの「スーパーカブ」は、1958年以来1億台以上生産され、世界で最も多く生産された二輪車だ。一方で、「ホンダ ダックス」は日本において1968年から1981年まで製造され1995年には復刻されたロングセラーで、海外でもミニエンデューロとしてカルト的な人気を博し、モーターホームに積んで行けるのでキャンパーにも人気がある。
グループ戦略の柱となる電動モペット
ホンダの将来の二輪車事業の3本柱の1つは、電動モペット、すなわち最高速度50km/hまでの小型eスクーターとその仲間たちになることである。2024年までに、同じようにコンパクトで手頃な価格の5つのモデルを、アジアとヨーロッパ諸国で発売する予定だ。最近、上海で3つのコンセプトモデルが展示された。「カブe」、「ダックスe」、「ズーマーe」の3台だ。
3台とも、単気筒の内燃エンジンの代わりに電動ホイールハブモーターを搭載し、ペダルを漕ぐこともできるようになっている。3つのコンセプトは、最高時速25kmで走行する。その後、より大きく、よりパワフルなバリエーションも登場する予定だ。後者の中には、電動式の「ホンダ モンキー」もあるかもしれない。
ホンダ、アジアのメーカーと協力
また、技術的な可能性は、これまで述べたものだけでは終わらない。ホンダは、カワサキ、スズキ、ヤマハとも協力して、二輪車用電池とその周辺インフラのシェアリングサービスを立ち上げた。加えて、ホンダの二輪車用リチウムイオン電池は、2025年から、LGエナジーソリューションと共同で、アメリカの新工場で生産される予定だ。
コミューターが期待するHonda EM: 1e
ホンダは、運転免許クラスAM(50km/h)およびA1(125cc)用の車両で通勤客を引き付けたいと考えている。最高速度45km/h、交換可能なバッテリーを搭載したHonda EM: 1eはすでに発売されている。2022年11月のEICMAで展示されていた。ここでも、EM: 2eというさらにパワフルなバージョンが期待できる。このモデルは、例えば、配送サービス用の二輪車で完成する予定だ。
小さな子供たちにも優しい。日本では、子供用の「e-モーターバイク」がラインナップに加わる予定だ。これはおそらく、モトクロス少年ライダー向けのバイクの電動化を意味しているのだろう。
Text: Lars Hänsch-Petersen
Photo: Honda