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【アメージングストーリー】このホンダNSXの走行距離知りたいですか? たったの68万kmです アンビリーバボー!

2023年2月28日

スポーツカーで走行距離の多いものは、むしろ珍しい。68万km近く走ったこのホンダNSXもその一台だ!

欧州では、多くのドライバーは20万km、30万kmの走行した後に車を売るが、常に極端な異常値の個体は存在する。ご存知のように、我々は、すでに過去にさまざまな異常とも言える膨大な走行距離の自動車をレポートしている。

特に走行距離の長いスポーツカーは例外的で、ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニなどは、オーナーが年に数回乗るだけで、それ以外は暖房の効いたガレージで静かに置かれていることが多い。

つい数ヶ月前、ポルシェ911(996)ターボが100万kmのマジックを突破したという記事をアップしたのをおぼえておられる方もいるだろう。

【ありえねー】えーーーーーポルシェ911(996)ターボで100万km超の走行距離? 絶句・・・

今回紹介する赤い「ホンダNSX」は、すでに67万kmを走破し、今も日常的に使われている個体だ。

2005年走行距離115,000kmのNSXを購入した

1992年製の「NSX」とオーナーのショーンは、日本のスポーツカーが「アキュラNSX」として販売されていたアメリカからやってきた。2005年、ショーンは、走行距離約11万5千kmのNSXを購入し、274馬力のアキュラを日常の足として使っていた。年間平均で約3万キロkmを走破した。

415,227マイルは668,243kmに相当する。今頃、NSXはさらに数千km走っていることだろう。

18年後の現在、668,243km

そのため、この18年間で数十万kmが蓄積され、現在アナログのスピードメーターは415,227マイルを表示している。これは約668,243kmに相当し、スポーツカーが日常的に使えるクルマであることを示す立派な成果である。「NSX」の赤い塗装が年月を経て、多少色あせても、内装があちこちで痛んでも、フロントが飛び石で傷だらけになっても、「NSX」は持ちこたえたのだ。

オーナーの話によれば、274馬力と284Nmを発揮するオリジナルの高回転型3.0リッターV6が搭載され、5速マニュアルギアボックス(これも初代)を介して後輪にパワーを伝達する。定期的なメンテナンス(10万kmごとにタイミングベルトを交換)と消耗品の交換を除けば、大きな修理は必要なく、これは間違いなくホンダ/アキュラの品質を物語るものだ。

NSXは入賞も果たした

新しいホイールセットとスポーツエグゾーストシステムを除けば、外装色「フォーミュラレッド」の「NSX」は、改造されていないオリジナルの状態である。走行距離の多さも相まって、オーナーは最近、最も保存状態の良い、最もオリジナルな「NSX」の1台として表彰された。

「ホンダNSX」は、1990年から2005年まで様々なバージョンが作られた。全高がわずか1.17mのスポーツカーは、伝説のレーサー、アイルトン セナがファインチューニングに関わったことで知られているが、「NSX」は技術的な面でも見どころがある。

ボディだけでなく、独立懸架式ダブルウィッシュボーンを採用したシャシーはアルミ製だ。90年代のスポーツカーとしては贅沢な快適装備にもかかわらず、「NSX」の乾燥重量は1,350kgに過ぎない。

最高速度270km/h

「NSX NA1」は、3.0リッター4オーバーヘッドカムシャフトのV6をシート後方に横置きし、最高回転数8000rpmを実現した。274馬力のパワーは、0-100km/h加速5.9秒、最高速度270km/hというものだった。特にアメリカでは、発売当初から「アキュラNSX」は成功を収め、雑誌「ロード&トラック」が発売年に世界のベストカー10に「NSX」を選出したこともその要因であった。

ドイツでは、「NSX」は近年、人気のあるクラシックカーへと進化したエキゾチックな車だ。良い中古車はすぐに6桁の値段(数千万円)がつくが、これは供給が非常に少ないことと、信頼性の高さによるものである。現在でも、「NSX」は適切にメンテナンスされていれば、ほとんど問題がない車とされており、ショーンの赤い車がそれを証明している。

※ YouTube動画はこちらをどうぞ。

Text: Jan Götze
Photo: autobild.de