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初テスト 4気筒モデルもすばらしい 新型トヨタ スープラ2.0 GR

2020年5月4日

トヨタ スープラ2.0 GR: テスト、エンジン、価格

スープラが4気筒モデルとしても躍動!
トヨタ スープラが(少し)購入しやすいゾーンに滑り落ちてきた。直列6気筒に加えて、258馬力の4気筒バージョンも購入可能となった。ファーストドライブレポート!

直列6気筒エンジンと340馬力を持つスープラが、トヨタとBMWのコラボレーションを盛大に祝った後、今度はいわば「その」ベーシックバージョンが登場した。
搭載されたターボチャージャー付き2リッター4気筒エンジンは、直6ほど壮大ではないが、なかなか良い選択となりそうなパワーユニットだ。
258馬力の最高出力と、1550rpmという低い回転域から得られる400Nmというたっぷりの最大トルクは、エンジンそのものも軽量化されていることもあって、十分なパワーを提供してくれる。

1470キログラムの4気筒スープラは、5.2秒でスタンディングスタートから100km/hまで加速し、最高速度は250km/hに設定されている。
標準装備の8速オートマチックトランスミッションとの組み合わせは非常に模範的なもので、特にスポーツモードは素晴らしい切れ味を備えている。これは、フロントのシリンダーのカルテットの奏でる力強いサウンドともよく調和している。
そして、サスペンションもしっかりしていて、ノーマルモードでも、スープラは張りのあるセットアップを楽しめる真のスポーツカーだ。
スポーツモードでは、全体の動きが少しだけ活発になり、アクセルを踏むたびに、リアエンドはよりゆるやかに反応し、4気筒エンジンの音響特性はさらに強固なものになる。
ステアリングからのフィードバックは、気持ちよくダイレクトだが、決してシャープすぎない。ブレーキシステムについても同様で、どんな状況でも自信を持ってクーペを制御することができる。

説得力を持つ価格

プラットフォーム、エンジン、トランスミッション、アクスル、内装装備の一部はBMW製のものだ。しかし見た目には、スープラは非常に明確にトヨタ車であり、Z4から受け継いだ部分は、彼らが気にするよりもむしろ日本車によくマッチしている。
唯一、計器類と中央のナビゲーション画面だけは、もっと大きくて見やすいもののほうがありがたいが。
シートは快適で、背の高いドライバーでも、いわゆる「ガーニーバブル」(ルーフの膨らみ)のおかげで十分なスペースがある。
62,900ユーロ(約754万円)の340 馬力3 リッター直6エンジンのスープラに比べて比較的購入しやすい48,900 ユーロ(約586万円)の弟分のクーペは、あきらかに誘惑的と言えよう。

ニュルブルクリンクサーキットの門の前に駐車しているスープラ。これからテストをおこなうところか。
スープラのベーシックバージョンの登場はグッドニュースだ。その2リッター4気筒スーパーチャージャーは本当に良い選択だ。258馬力と豊かな400 Nmの最大トルクは、1550rpmという低回転域から利用可能で、十分なパワーを提供してくれる。エンジンも軽量化されている。
1470キログラムの日本製スポーツクーペのパワーユニットと標準装備の8速オートマチックトランスミッションとの組み合わせは模範的で、特にスポーツモードでは、噛みしめるようなシャープな走りを見せてくれる。
これはそのエンジンサウンドにも当てはまり、フロントのシリンダーカルテットが自信に満ち溢れたサウンドを奏でる。ノーマルモードでも、スープラは真のスポーツカーであり、張りのあるセットアップで楽しませてくれる。
スポーツモードでは、全体の動きがより噛み合い、リアエンドはよりゆるやかに反応し、4気筒の音がより一層響き渡る。
ステアリングからのフィードバックは気持ちよくダイレクトだが、決してシャープすぎない。
ブレーキシステムも同様で、万が一の時には自信を持ってクーペを支えてくれる。
視覚的には、スープラは非常に明確にトヨタであり、Z4からの流用品は、彼らが気にするよりもむしろ日本車によくフィットしている。
シートは快適で、背の高いドライバーでも、いわゆる「ガーニーバブル」(ルーフの膨らみ)のおかげで十分なスペースを備えている。
48,900ユーロ(約586万円)という価格は人々を誘惑する。
6気筒モデルでなくとも十分な性能を持っているといえるし、Z4よりもこちらを選ぶ人がいることは、大変納得いくことといえよう。

Text: Stefan Grundhoff
Photo: Toyota