【ニューモデル情報】来年デビュー予定の新型BMW X4はビッグキドニーを使わない!

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新型BMW X4は、エッジの効いた外観と豊富なパワートレインを採用。BMW X4は、シャープな外観、内燃機関から電気自動車までの幅広いパワートレイン、新しいインテリアを備えてリニューアルされる予定だ。

1960年代初頭、BMWは「ノイエクラッセ(ニュークラス)」を打ち出した。700シリーズと501シリーズの間を埋める中型車セグメントで、以来3シリーズとして生産ラインからロールオフしている。2003年には、SUVの派生車種である「X3」がミッドサイズクラスに加わり、セダンシリーズを補完する存在となった。2014年からバイエルンはスタイリッシュなSUVクーペ「X4」を発売している。

技術的には、同じくリニューアルされる「X3」とベースを共有するSUVクーペとなる。プラットフォームは今後も駆動の多様性を重視し、電気自動車だけを提供するのではない。

CLARベースと並ぶ新しい電動プラットフォーム

つまり、BMWは「X4」についても同じモデルシリーズから2台の車を開発しなければならないことになる。電気自動車版は800ボルトテクノロジーと最大350kWの充電能力を備えた独自のプラットフォームを持つが、内燃エンジンはおそらく以前の「CLAR」プラットフォームに忠実なままであろう。

このため、次期「X4」は、オールエレクトリックの「iX4」と従来のガソリンおよびディーゼルエンジンの両方が生産ラインから出荷される予定だ。現在、内燃機関は184馬力からMバージョンでは510馬力を発生する。将来の「X4 M」は部分的に電動化され、最高出力550馬力を発揮する可能性がある。

「X4」は、外観上、「X3」とほとんど変わらないはずだ。もともと丸みを帯びていたデザインは、より角張ったものになり、キドニーグリルも大きくなる。しかし、我々は今のところ、「7シリーズ」のような巨大なキドニーグリルを想定してはいない。

ルーフは従来通り平らになり、よりスポーティな外観になるが、その分トランクスペースが若干狭くなる。全長約4.75m、全幅約1.92mというサイズも、大きなサプライズとはならない。

基本価格はおそらく60,000ユーロ(約852万円)の大台を超えるだろう

インテリアでは、「X4」はさらにデジタル化が進み、シートヒーターやアシスタンスシステムなどの多くのエクストラは、ソフトウェアアップデートによって後から購入することも可能となる。コックピットは、「iX e-SUV」をイメージした整然としたスタイルで、XXLサイズのディスプレイを搭載するようだ。

2025年に発売される新型「X4」の価格がいくらになるかは、今のところ不明だ。現在、「X4」の価格は最低でも57,050ユーロ(約810万円)だ。次世代は、おそらく6万ユーロ(約852万円)を超えるベース価格で発売されるだろう。

Text: Sebastian Friemel
Photo: autobild.de