ニューエンジン搭載のマツダ製フルサイズSUV 新型マツダCX-90 北米デビュー

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CX-90は、最高出力345馬力を発揮するマツダの新型フルサイズ8人乗りの大型SUVだ。ボンネットの下には、最高出力345馬力の新しいエンジンが搭載されている。

マツダは、3列シートで最大8人乗りの大型SUVを新たに投入し、ラインアップを拡充する。フルサイズSUVの名称は「CX-90」で、電動パワートレインを搭載する新開発の大型プラットフォームを採用している。直列6気筒ターボを備えたプラグインハイブリッドだ。

「CX-90」は、「CX-60」のデザインを踏襲しつつ、フロント、リア、サイドにクロームメッキの装飾を施し、大型化した。

CX-90に新塗装「アルチザンレッド」を設定

3つ目のサイドウィンドウを長くすることで、従来通りの傾斜したDピラーを形成している。21インチアルミホイールはY字スポークデザインで、ラジエーターグリルはブラックの縦スラットとなっている。また、ダークレッドの新塗装「アルチザンレッド」を採用し、シルのトリムにマツダロゴをあしらっている(テールゲートにも同様のものを採用している)。

高いリアと細いテールランプを持つデザインは、どこかCX-60を彷彿とさせる。レッドの塗装は新しいものだ。

「マツダCX-90」には、2種類のパワートレインが設定されている。2.5リッター4気筒エンジンと電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドは、システム出力327馬力を発揮する。17.8kWhのバッテリーにより、「マツダCX-90」プラグインハイブリッドは60km以上の距離を純粋な電気で走行することができると言われている。変速は8速オートマチックで、全輪駆動が標準装備されている。

もう一つは、3.3リッター直列6気筒エンジン「e-SKYACTIVG 3.3」を搭載するマイルドハイブリッドで、最高出力345馬力、最大トルク500Nmを発揮する。大型ガソリンエンジンを搭載することで、「CX-90」はこれまでのマツダ車の中で最もパワフルなモデルとなっている。

インテリアもCX-60との関係性を示している

「CX-60」との関係は、インテリアにも表れている。運転席と助手席の間には、弟分のSUVと同様に、ワイドなセンターコンソールが設けられている。ドライバーは、ダッシュボードの中央に配置された12.3インチのタッチディスプレイのデジタルコックピットを介して情報を得ることができるようになっている。

インテリアは、軽快な素材やアクセントカラーの刺繍のほか、2つのワイドスクリーンが採用されている。

その他、アクセントカラーの刺繍が施されたライトカラーのパーフォレイテッドレザー、ライトカラーのナチュラルウッド、ブラッシュドアルミニウム、ブラックピアノラッカーに細いホワイトストライプのエリアが特徴的な雰囲気となっている。インテリアのドアトリムには、大部分が繊維素材で構成されている。マツダは、サイズ、トランク容量、価格などの詳細については、まだ何も明らかにしていない。

「マツダCX-90」は、少なくとも米国では2024年に市場投入を予定している。その後まもなく、この大型SUVに2列シートの別バリエーション、「CX-70」が登場する予定だ。しかし、ドイツ市場に参入して50年になるマツダは、「CX-90」をドイツに持ち込まず、おそらく輸入車としてのみ販売されることになるであろう。

Text: Sebastian Friemel
Photo: Mazda