今年デビュー予定のニューモデル×44台をおさらいを含めてチェックする
2023年1月13日
2023年デビュー予定のニューモデル。電気自動車とハイブリッド車がたくさん。新型VWパサート、メルセデスEクラス、VWティグアン3、BMW5シリーズ、トヨタ プリウスなどなど。
ほとんどのメーカーが内燃機関の終了時期をすでに確定していることは、2023年の新車にすでに現れている。純粋な内燃機関のみを搭載する車両のリストは比較的短く、たとえばBMWは直列6気筒の「M2」を発売し、「M3ツーリング」はサルーンから3リッター直列6気筒を導入すると思われる。「ポルシェ911 GT3 RS」は、高回転の自然吸気エンジンを忠実に再現しているようだ。
ほとんどの新型車が電動化される
電化はビッグネームにとどまらない。フォルクスワーゲンは、2023年にロングホイールベースのバリエーションもあるオール電化車「VW ID.Buzz」を発売する。メルセデスは、電気自動車EQファミリーを「EQTパネルバン」で拡大する。2023年には、「アウディQ6 e-tron」がポルシェと共同開発した「PPE」プラットフォームをベースにしたニューモデルとなり、ポルシェの新型「マカン」もこのプラットフォームをベースとする予定だ。
以下、2023年の新車をアルファベット順に紹介していこう。
2023年の新型車
他の新車情報: 2023年この2台が重要になる
VWティグアン3 – VWの成功したSUVは次のラウンドへ
VWティグアンの3代目は現在開発中で、軽いカモフラージュを施した状態でテスト走行している。コンパクトSUVの外観は、ヘッドライトが細くなり、ラジエーターグリルがスリムになり、その下のエプロンに大きなエアインテークが設置されるようだ。ホイールベースは「ティグアン2」より若干長くなり、より広々としたSUVになるはずだ。
現在の知見では、「ティグアン」は引き続き「MQB」内燃機関プラットフォームを採用するとのことで、使い慣れたエンジンを引き続き使用することが可能だ。改良型「1.5 TSIエボ2」が大きな役割を果たすと思われ、それはプラグインハイブリッドを意味することにもなる。価格はおそらくプレミアムになり、「ティグアン3」は約35,000ユーロ(約470万円)からになる可能性がある。
メルセデスEクラス/Eクラス エステート、新型はベビーSクラスに決定
「W213」の「メルセデスEクラス」は、すでに2016年から販売されている。ラグジュアリークラスのガソリンモデルは2020年に全面的なフェイスリフトが行われたが、6代目が登場することになった。また、新型「Eクラス」にはサルーンだけでなく、エステートも用意される。
ビジュアル的には、大型のラジエーターグリルや細いヘッドライトなど、大型の「Sクラス」をより意識したものとなっているようだ。ボディと同じ高さのドアハンドルや、2分割のテールランプをメッキの留め金でつなぐリアエンドなどのディテールは、すでに他のモデルシリーズでお馴染みのものだ。
ボンネットの下には、ガソリンとディーゼルのエンジンが残されている。将来的には、2リッター4気筒と3リッター6気筒のエンジンが主流になると思われる。260~430馬力の出力が可能になる。「Cクラス」と同様、「Eクラス」のAMGバージョンもおそらくV8を搭載せず、4気筒のプラグインハイブリッドとして登場することだろう。
Text: Peter R. Fischer, Katharina Berndt and Sebastian Friemel
Photo: autobild.de