【動画付き】素晴らしい快挙! ホンダレジェンドLSクーペ(2003)で92万キロ走破

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文字通りレジェンドになったレジェンド ホンダ(アキュラ)の優秀さを証明

自動車、というのは、いったいどれぐらいの走行距離を重ねることができるものなのだろうか。そのひとつの、だが、特別な答えがここにある。耐久ランナーのホンダ レジェンド クーペ。新車時のクラッチで92万キロ!

この車は不滅のようだ

アメリカで、アキュラ レジェンドLSクーペ(ドイツではホンダ レジェンド クーペ)が92万キロ以上を納車当時の時のクラッチのままで走行している。オーナーのタイソン ヒューギーがシルバーに塗られたレジェンドの物語を語ってくれた。

17年前の2003年3月26日、タイソン ヒューギーは、初代オーナーからアキュラ レジェンドLSクーペを購入した。その時点でこの1994年式クーペの走行距離はすでに15万キロを超えていた。
それから9年間、ヒューギーは日常の足としてこのアキュラを使用、数え切れないほどの距離を走行した。
レジェンドが日常の足としての役目を新しいアキュラILXに取って換わられたのは2012年になってからだったが、それでもタイソンはこの想い入れのあるレジェンドを手放すことができず、今でも年間8,000~11,000kmの間でレジェンドを運転しているという。

アメリカではアキュラ、ドイツではホンダ

アキュラ レジェンドは、ドイツではホンダ レジェンド クーペ KA8として知られている。
しかし、米国版とEU版では呼称以上の違いがあった。EU版が205馬力の3.2リッターV6をベースにしていたのに対し、米国版アキュラに搭載されているエンジンは215馬力、タイプII版ではさらに235馬力が備わっていた。
この車には、より強力なほうのエンジン(つまり235psモデル)が使用されており、92万キロ以上走行した後でも、彼には手放す気はまったくない。
オーナーはYouTubeの動画で、このアキュラにはいくつかの修理の痕跡があり、数回の再塗装が行われていることを伝えている。
しかし、それは単に物語のごく一部であり、率直に言って、26年とほぼ100万キロ走った後のレジェンドクーペは、10万キロ走った後の多くの社用車よりもよく見える。

アキュラレジェンドLSクーペは、その年齢と長距離走行を考えるなら、非常に手入れが行き届いた個体と言える。グリルが小さいのもこのころまでのレジェンドの特徴だった。今も見ても古臭く見えず、なかなか上品で好ましい(現行モデルのレジェンドよりも、はるかに格好良く、ずっと上品でIQが高そうにみえる)。

野生動物を巻き込んだ事故でさえ、アキュラを止めることはできなかった

2007年、アキュラはテキサス州で野生動物との事故に巻き込まれたが、それさえも日本製クーペを止めることはできなかった。
修理後、2011年に50万マイル(80万4,672km)のマジックナンバーが破られるまで、レジェンドクーペはさらにマイル数を積み重ね続けた。このマイルストーンを記念して、ヒューギーはアキュラ/ホンダから招待され、正式に祝福された。
そしてその後もアキュラは、最初のエンジンを搭載したまま、さらには信じられないことに、最初のクラッチのままで走り続けたのだった。

現在の走行距離:921,755

現在、921,755キロ(572,752マイル)という信じられないほどの走行距離を記録しており、ヒューギーはそのすべてを証明することができるのだ。
彼は過去26年間、1994年の最初のオイル交換(走行距離404マイル)から始まって、すべての請求書と領収書が入った2つのファイルを集めて保管している。
その膨大な記録をもとに、26年間のサービスとメンテナンスで、レジェンドが必要としてきたものをリストアップしてみた。

● 177回のオイル交換(交換間隔5206 km)
● 12種類のホイールセット
● 8回のバッテリー交換
● 7回のタイミングベルト交換
● 4回のフロントガラス交換
● 4回の点火プラグの交換
● 3回のスターター交換
● 1回の燃料ポンプ交換

タイソン自身の告白によれば、64万2,000km走行時に燃料ポンプの不具合で、レッカー移動を余儀なくされた時のことが、唯一、アキュラが彼をガッカリさせた出来事だったとのこと。
彼はさらに一歩進んで、総メンテナンス費用まで計算した。26年間で、アキュラ レジェンド クーペにかかった費用は、3万8,246ドル、約420万円に相当する(意外と安いのではないかと思う)。
次のステップとして、タイソンは、21歳のときにサウンドシステムを改造して交換したオリジナルのBoseシステムの再インストールを計画している。
その後、彼はうまくいけば最初のエンジンと最初のクラッチで100万キロ(621,371マイル)を突破したいと考えている。
成功を祈る!

それにしても優れた作りのクルマは100万キロも走れるのだということには、1人のクルマ好きとして素直に感動せずにはいられない。
とにかく素晴らしい話だと思うが、いかが?

Text: Jan Götze

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