新型「RANGE ROVER」が、「Car Design Review」が選出する「Production Car of the Year」を受賞
2022年12月29日
新型「RANGE ROVER」が、「Car Design News」が刊行する「Car Design Review」において、栄えある「Production Car of the Year」を受賞した。
ポールスター、ランボルギーニ、ボルボ、ルシッドのデザインリーダーを含む審査委員によって選出された新型「RANGE ROVER」は、デザイン、モダンラグジュアリーさ、新型モデルと比類なき50年におよぶ系譜とを結びつけるアイコニックなフォルムが組み合わされている手法が評価された。
「『RANGE ROVER』はラグジュアリーSUVのパイオニアであり、圧倒的な存在感を放ちます。卓越したフォルムは、モダンラグジュアリーを体現しており、そのエレガントなプロポーションと最適化したボリュームは、私たちのリダクティブデザイン哲学の特徴です。このデザインアプローチは2017年の『RANGE ROVER VELAR』で導入し、現在では『RANGE ROVER』ファミリー全体に採用しています。」
ジャガー・ランドローバーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー
プロフェッサー・ジェリー・マクガバンOBE
審査員を務めたヒョンデの上級副社長兼グローバルデザインセンター長であるイ・サンヨプ氏は「シンプルで力強く、最高にエレガントなラグジュアリーSUV」と称賛し、同じく審査委員を務めたポールスターのデザイン責任者であるマクシミリアン・ミッソーニ氏も、「プロセスを通じて、無垢な状態を維持することがいかに難しいことであるかを知る者にとって、この車とクリエイターに対して、最大の敬意を表します」と称賛している。
新型「RANGE ROVER」は、シームレスなレーザー溶接のルーフジョイント、フラッシュグレージング、ドアパネルとウィンドウガラスが接する部分を隠し外から見えないようにしたウエストフィニッシャーが革新的で、クリーンでエレガントなデザインとなっている。フローティングルーフのグラフィックは、「RANGE ROVER」のDNAであり、スプリットテールゲートにはこれまでにないレベルの精巧さを表す隠れたシャットラインを施している。
そして「RANGE ROVER SV」と「DEFENDER」も、「Car Design News People Award」でも表彰され、「Best CMF Team」という賞にも選出された。そのほか、ジャガー・ランドローバーのデザイナーであるケン・ガンは、「Undiscovered Talent Award」を受賞した。
Text:アウトビルトジャパン
Photo:ジャガー・ランドローバー・ジャパン