PSAグループでもっとも安いハイブリッドSUV

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新型シトロエンC5エアクロス ハイブリッド(2019): レンジ、価格、市場ローンチ予定

プラグインハイブリッド、シトロエンC5エアクロスは電気モードだけでの航続距離は50km。そしてシトロエンC5エアクロス ハイブリッドは、グループ内の他のどのSUVモデルよりも約1万ユーロ(125万円)は安い(現地価格)! 全情報は以下の通り。

新型C5エアクロス ハイブリッドはシトロエン初のプラグインハイブリッドモデルだ。この電動仕様は、見た目、通常モデルとほぼ変わらず、ハイブリッドのロゴと充電接続用の左リアホイールの上に備わったフラップによってのみ、識別される。車内には、SUVが純粋に電動モードの場合にのみ青いライトが点灯するフレームレスバックミラーが備わっている。さらに、デジタルディスプレーにもハイブリッド仕様固有の新しいグラフィックが与えられている。C5エアクロス ハイブリッドは今すぐオーダーすることができ、価格設定は、40,390ユーロ(現地価格、約500万円)からとなっている。欧州市場では、2020年の半ばまでにはディーラーにお目見えする予定。

225hpのパワー&純粋に前輪駆動

このコンパクトハイブリッドSUVは、ややサイズの大きなバッテリーを除いて、プジョー508ハイブリッドと同じシステム共用している。したがって、C5エアクロス ハイブリッドは180馬力ターボチャージャー付1.6リッターパワーユニットによって駆動され、80kWの電動モーターによってサポートされる。トータルのパワーアウトプット225psと最大トルクの320Nmとなり、8速ATを介して前輪を駆動する。残念ながら、リアアクスルに電動モーターを備えたトータル300hpのハイブリッド四輪駆動モデルは、C5エアクロスには採用されなかった。しかし、そのかわり、C5エアクロスはベース価格で、グループ内の4×4姉妹モデルである、プジョー3008GTハイブリッド4やオペル グランドランドXハイブリッド4やDS7クロスバックEテンスより、約1万ユーロ(125万円)安く提供される。

インパネにはデジタルコックピットとインフォテインメントタッチスクリーン用に新しいグラフィックが与えられており、ハイブリッドドライブの状況に関するより詳細な情報を提供してくれる。どことなくシトロエンらしい字体のメーターはもちろん他の表示に変更可能

電動モーターのみで50キロメートル走行可能

リアシートの下に配置された13.2KWhバッテリーのみの力で、C5エアクロス ハイブリッドは50km走行可能だ。電動モーターをフルに活用すれば、電気のみで時速135km/hを発揮できる。現時点では、PSAから平均燃費の数値は公表されていない。フル充電時間は各家庭に備わった通常のソケットからだと7時間を要するが、充電ステーションに配置されたウォールボックス充電器であれば、3時間以下でフル充電できるようになっている。しかしこれもオプションとして用意されている7.4kWチャージャーによってのみ可能となる。インフォテインメントシステム、「MyCitroënアプリ」を使えば、いつ充電を始めるべきか、いつフル充電が完了したかを確認できるようになっている。もちろんエネルギーは走行中に回生され、バッテリーに送られるようになっている。

ウォールボックス充電器であれば、フル充電は3時間以下で可能となる。
しかし「普通の」充電器では8時間を要する。見た目は普通のC5とほぼ同じ。

Text: Elias Holdenried
Photos: PSA Groupe