【このクルマなんぼ?】賛否両論 人気と不人気 90年代の豪華なSクラス メルセデス300SE(W140) その評価と価格は?

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このW140シリーズのメルセデス300SEは、広範囲に渡ってメンテナンスされている。eBayでは、入念に手入れをされたメルセデス300SE(W140)が出品されている。H(クラシックカーライセンス)登録プレートと車検もある。

欧米では不人気、日本やアジアでは大人気、それが90年代を代表するベンツのSクラス、「W140(1991~1998)」だった。

「W140」シリーズの「メルセデスSクラス」は、単なるクルマではなく、ダイムラーとしての主張がある。ラグジュアリー、上質、そして日常の退屈な交通の上に立つ崇高な静寂のためのステートメントだ。特に「ファットワン」はクラシックカーとしてゆったりとした走りをする。そして、現在、eBayに興味深い「W140」が出品されている。1991年式の「300SE」で、すでにHナンバーのテストに合格しており、愛情を持って維持されてきたことがわかる。価格は21,900ユーロ(約328万円)だ。

売主は老紳士からメルセデスを購入した。写真からも、よく手入れされていることがうかがえる。

広告で最初に目につくのは写真で、ダイムラーの状態が非常に良いことは明らかだ。この印象は、2017年に10万km未満のメルセデスをファーストオーナーから購入したという売主の発言にも裏付けされている。

Sクラスは、外見も内面も驚くほど良い印象を与える。

購入後、「Sクラス」は新しいスターターモーターと新しいオルタネーターに交換された。ボッシュ製のバッテリーは、2021年に新発売されたものだ。売主によると、その後、油圧ポンプとスロットルバルブをオーバーホールし、エンジンの配線を交換したとのことだ。ブレーキディスクとパッド、リアホイールベアリングハウジング、シリンダーヘッドガスケット、エンジンカバーも新品だ。

売主によると、年に2回(!)、エンジンオイルとオイルフィルターを交換しているとのことだ。ブレーキフルード、クーラント、スパークプラグは2年ごとに交換した。

メルセデスW140を購入する前に知っておきたいこと

もし、あなたが宣伝されているメルセデスに興味があるなら、購入する前にいくつかの事実を知っておく必要があるだろう。

1.このメルセデスは大きな車だ。車庫入れに苦労する前に、メジャーを持ってガレージを歩き回ったほうがいい。
2.この「Sクラス」のような高級車は、複雑な技術が搭載されており、定期的なメンテナンスが必要である。そのメンテナンスには当然お金がかかる。

6気筒エンジンは、滑らかさのお手本と言えるだろう。しかし、大きく重いW140.3では苦戦を強いられている。

3.営業マンはガソリン消費量を100kmあたり12~14リットル(リッターあたり7.1~8.3km)と書いている。この渇きは、現在の高騰燃料価格でも癒す必要がある。
4.過去5年間の長いメンテナンスリストは、第二のオーナーがかなりの専門知識を持っていたと思われる。しかし、サービスポイントが多いため、遅れがちなメンテナンスもあるようだ。要確認!
5.メルセデスは、フロントマッドガードの腐食に小さな問題があるようだ。
「300」の6気筒は滑らかさのお手本だが、「W140」のプロポーションはそれに対してかなり挑戦的だ。

Text: Lars Hänsch-Petersen
Photo: ebay.de/ottovrichter