ティフォシの聖地 モンツァサーキットとF1フェラーリ&メルセデス&レッドブル

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フォトギャラリー モンツァで過ごした週末の思い出 F1イタリアGP2014

レースファンにとっての天国、モンツァで過ごすF1週末とは? 写真とともにお楽しみあれ!

日曜日。スタート前に空気が赤く燃えるならモンツァに違いない! フェラーリランドのクレイジーなティフォシ(フェラーリ信奉者)たちの前でのF1レースは、以前よりもマシンが静かになったぶん、ティフォシたちの声が大きくなったため、伝統的なコースでのレースは、デシベルの点で世界最高のグランプリとなった。
しかし、時々は少し静かなのが好きな人にとっても、モンツァは絶対に最適な場所だ。モンツァサーキットは、広大な空間を持つ、由緒あるロイヤルパークという素晴らしい自然環境の中に存在する。したがって、気持ちのいい木陰で、ゆったりとした時間を過ごすのにも最適な場所だ。
モータースポーツ界最大のレースを待つ間、晩夏のまだ高い気温から逃れて、涼むには絶好の場所だ。
しかし、もちろん、ニコ ロズベルグの素晴らしいスタートを見逃すはずがなく、すべての人がレースの始まる前には自分の席に戻っている。
サーキットを埋め尽くしたティフォシ(フェラーリ信奉者たちのこと)たちからの絶叫が聞こえたのは、フェルナンド アロンソがスピンしながらコースから飛び出して、レースをあきらめざるをえなくなった時だった。
素晴らしいショー。
モンツァでのレースは常に特別なものだが、何よりもフィニッシュ後にそのことは明らかになる。
伝統的に、ティフォシはコースの中へ嵐のように侵入し、空中に高く浮かぶ表彰台の下に集まる。カラフルな人々の海、フラッグ、たくさんのテープや紙吹雪とともに、大パーティーの始まりだ。
月曜日の朝のモンツァサーキットのクリーニングサービスの大変さが思いやられる…。
元スクーデリアフェラーリのスターレーサー、フェリペ マッサは再びモンツァで表彰台に上った。いまでも彼を愛するティフォシたちはドイツメーカーのチームに移った彼に罵声を浴びせることなく、大声援を送った。そして、表彰台の隣の若い女性たち、特に右側の女性も…。
スタート時のトラブルを克服し、レースに勝利したルイス ハミルトン。父親のアンソニー ハミルトン(左)と母親のリンダ(右)に迎えられた。
土曜日。
コースを離れるときのクールなパフォーマンス。破れたジーンズにキャップとヘルメットで武装したルイス ハミルトンは、アウトドローモ ナツィオナーレ モンツァ(モンツァサーキット正式名)を後にした。
この日もイギリス人にとって非常に生産的な一日だった。
午後3時に翌日のレースのポールポジションを獲得したのだった。
2位との差は0.2秒だった。
直前のレース、スパ(ベルギーGP)でのクラッシュ以降、ギクシャクした感じのチームメイト。ハミルトンは視線を逸らすかのように空を見上げる。
美しいフォルムの白いボディにマルティニカラー。バルテリ ボッタスのウィリアムズF1マシンのかっこいいこと。
レッドブルのダニエル リカルド。チームメイトはセバスチャン ベッテル。この頃からレッドブルはどんどん存在感を増してきた。
セバスチャン ベッテルのドイツの国旗の下にイタリアの三色旗(ナショナルカラー)の2人という滑稽なシーン。
夏の終わりのモンツァサーキット。素晴らしい環境のロイヤルパークの中にある。騒音を気にすることなど一切ない。
スタードライバーのフェルナンド アロンソ(左)とフェラーリ会長のルカ ディ モンテゼモーロ(右)。2人ともこの後まもなくフェラーリを離れた。
それでも、モンツァでのホームゲームでは、二人ともカメラマンに向かって大きな笑顔でポーズをとり、改めて明言していた。「俺たちは残るよ!」、と。
モンツァはミラノの北に位置している。したがって、イタリアの大都会から有名人が立ち寄ることが多々ある。
写真は元サッカーセルビア代表で当時インテル ミラノのスター、ネマニャ ヴィディッチ(左)。サッカー選手は、数人のチームメイトと一緒にレッドブルを訪れた。
インテル ミラノのディフェンダーはF1マシンのステアリングを手にエンジニアから説明を受けている。
セッションの合間の休憩時間には、マーシャルが砂利取りを行っていた。
目利きには一目でわかる。
森の中の長いストレート、フラットなウィング、そしてグランドスタンドの赤の多さ。モンツァならではだ。
もちろん、ファンはフェラーリしか見ていない。
しかしスクーデリアフェラーリは依然スランプ状態だった。2014年もマラネロの赤いレーサーたちの勝利はなかった。キミ・ライコネンの最後のチームタイトル(写真)は2007年にさかのぼるため、モンツァではフェラーリの長年の会長であるルカ ディ モンテゼモーロ氏が辞めさせられるのではないかという噂まで流れていた。
一方、ティフォシはまだ彼に忠誠を誓っている。ミハエル・シューマッハ。その前年の12月に、世界記録を持つ王者であり、5度のフェラーリ王者でもあるミハエル・シューマッハがスキーで大事故を起こして以来、イタリアで初めてのF1レースとなった。
ファンが彼のパフォーマンスを決して忘れないという事実は、シューミの回復への願いがこもっている。
モンツァでのレースはフェラーリだけでなく、スクーデリア トロ ロッソにとってもホームゲームとなる。写真は、ボローニャ近郊のファエンツァの小さなレーシングチームが、マシンの同時準備の練習をしているところだ。
真剣な眼差しでサーキットを見つめるドライバーのジャン=エリック ベルニュ。
セバスチャン ベッテルが金曜日におこなわれたイタリアGPのトレーニングセッションで、新しいヘルメットのカラーリングを披露した。このドイツ人ドライバーにはモンツァに忘れられない良い思い出がある。2008年に彼は雨の中でのキャリア初の優勝を果たしたのだ。
レッドブルのドライバー、ダニエル リカルドは、直前のスパのレース(ベルギーGP)で優勝したことでイタリアにも多くのファンができた。オーストラリア人レーサーはイタリアにルーツを持っているので、モンツァでのレースは彼にとっては半分ホームゲームだ。
しかし、ティフォシの最大の希望は当然、スクーデリアフェラーリのスターレーサー、フェルナンド アロンソにある。
縁石までもがイタリアのナショナルカラーだ。マーカス エリクソンのケータハムF1マシンが一層、緑を際立たせている。このレースでの彼のチームメイトは小林可夢偉だった。

Text and photo: autobild.de