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アプリ売りのオジさん彷徨記 Vol. 4 レアなスポーツカーの聖地 GTNET愛知編

2022年10月14日

クルマ業界ウン十年、アプリ売りのオジさんです。昭和の頃から輸入車業界で育ち、現在は業務用アプリの営業マンとして、北は北海道、南は沖縄まで、全国のカーディーラーを行脚しています。自動車ディーラーへ訪問した際には、お得情報などと併せて、業界のウラ話しや、地方のお薦めロケーションにグルメ情報など、思いつくままにお伝えしますので、よろしくお願いします。

今週も愛知・岐阜エリアで仕事をしていたので、30年来の知人がいるGTNET愛知さんへお邪魔してきました。こちらは仙台から福岡までの13拠点で、86/BRZなど新しめのスポーツカーから、古いレアなスポーツカーまで取り扱っています。

モータースポーツ業界で育ち、スポーツカーに精通する小林さんに話を聞いてみました。
小林さん:「86/BRZなど新しめのスポーツカーは、ある程度行き渡ったみたいで、やや一服感がありますね。でもハイブリッド車など、経済的なクルマは回転がイイみたいですよ。」

これは、ガソリンの値段高騰も影響しているのでしょう。業界はホント、様々な外的影響で売れ筋が変わってきましたね。オイルショックの頃はディーゼル第1次ブーム?がありましたし、バブルの頃はとにかく高額車両が売れたのはご存じの通りです。また、新聞記事にもなりましたが、コロナが始まってから中古車マーケットが盛り上がり、タマ不足とも言われたのは新しい記憶です。

小林さんが担当するGTNET愛知は比較的レアな車種を集めたお店で、動画も撮影しましたがRX7(1台は3万キロ台のお宝!)や32GTRなどに加え、古いインプレッサと20年以上前のシビックもありました。

小林さん:「レア車はホント、値段がよう分からんですわ。海外のバイヤーがポンと買うこともあるんで、アホみたいな値付けをしているお店もあるけど、値が上がり続けると買い手が引くかもしれんですね。それでも値が高いGTR、関東では売れるらしいんですわ。それだけ富裕層が多いのでしょう。お客さんは、20代がメインと時々40~50代のお客さんで、年配はお子さんの手が離れたとか、一緒に楽しみたい方が多いですね」

と、生粋の大阪人は分析しています。また、ネット時代とは言え、やはりマーケットで差があるのは仕方ないことですね。

若者のクルマ離れが進んでいると耳にしますが、なんと購入層の半数以上が【頭文字(イニシャル)D】に影響されているそうです!あとはワイルドスピードが2割ほどで、時々グランツーリスモが大好き、というゲーマーもいるそうです。面白い話しが聞けました。

モータースポーツ業界でキャリアを積んだので、現役のレーサーやチームに知り合いが多いのも小林さんの強み。「ギャラは発生するけど、サーキットで現役プロレーサーから、個人授業をしてもらうのも可能ですよ」とのこと。クルマをこよなく愛する昭和のオジさん、「無理に売ることはしないし、納得してもらって買っていただくのが信条ですね」とのこと。先日ランサーエボリューションを見に来た親子さん、「値も張るし、もう一回考えてみてくださいね」と、一度お帰りいただいたそうです。何と信頼できる営業マンでしょうか!国産スポーツカーを探している人は、一度足を運んでみるか、問合せしてみてはいかがでしょうか?

「アウトビルトジャパンを見て連絡しました」と言っていただければ、きっとアニキがいつにも増して親身に相談に乗ってくれるはずなので、お気軽にお問い合わせください。

GTNET愛知: https://www.gtnet.co.jp/gtnet-shop/33/1.html

Text&Photo、Movie:ナカタ ヒロユキ

【筆者の紹介】
ナカタ ヒロユキ
少年の頃からクルマが好きで、輸入車のセールスとしてキャリアをスタートし、インポーターでは法人営業や中古車を含め、様々な営業関係のマーケティングを経験。その後ドイツ系の会社で、業務支援アプリを全国の自動車ディーラーを中心に営業中。ほぼ毎週どこかへ出没するが、時には愛機Buellに跨ったり、料理を楽しんでいる。