【ニューモデル情報】3世代目ティグアン近々登場! VWからの新型コンパクトSUV VWティグアン3 テスト開始

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VWティグアン3: 現行VWティグアンは、2016年から発売されている。そして、今回のモデルでいよいよ3代目となる後継モデルの登場だ。ティグアン3はすでに一般路上でテストされており、新世代コンパクトSUVがどのようなモデルになるか推測できる。

「ティグアン3号機」は現在開発中だ。次期「ティグアン」は、軽いカモフラージュだけでテスト走行しているのだから、世代交代までそれほど時間はかからないはずだ。我々は、VWに大成功をもたらした「ティグアン」の新型が2023年中に発表され、その後2024年に市場投入される可能性があると予想している。

プロトタイプは、現行型の「ティグアン」に偽装されているが、すでに3代目の特別な特徴が認識できる。「ゴルフ」や「ID.4」を彷彿とさせる細いヘッドライトや、明らかにかなりスリムなラジエーターグリルに始まり、その下のエプロンには、粗いグリルがはめ込まれた大きなエアインテークがあり、さらにエアインテークで縁取られているのが見える。サイドのラインなどは、ややずんぐりしたフォルムが印象的だ。

次期ティグアンのリアオーバーハングは大きくなったようで、トランクルームのスペースがさらに広くなったことを示唆している。

加えて、ドアハンドルの高さにある連続的なシートメタルの折り返しをなくし、視覚的に強調されたホイールアーチを採用している。デザインは、直線基調の「ティグアン2」よりも丸みを帯び、より有機的である。ホイールベースは以前よりもわずかに拡大され、より広々とした室内空間を実現しているようだ。

また、リアオーバーハングの形状から、次期「ティグアン」はより大きなトランクを持つ可能性がある。また、テールランプの幅も狭くなっているように見うけられる。

MQBベースは内燃機関とプラグインハイブリッドを意味する

「ティグアン」は、結局のところ – 現在の知見では – 「MQB」内燃機関プラットフォームを引き続き採用し、内燃機関のモデルとして発売されることになる。パワートレイン面では、エンジニアが使い慣れたエンジンを使い続けられる可能性が高いようだ。まず何よりも、改良型1.5リッター「TSI evo2」パワーユニットが採用される可能性が高く、プラグインハイブリッド仕様も視野に入ってくる。

ディーゼルに関しては、定評のある「2.0 TDI」で十分だろう。価格はおそらく若干上昇し、我々はベーシックなティグアンで35,000ユーロ(約490万円)と予想している。参考までに、現行「ティグアン」のエントリーモデルの価格は31,545ユーロ(約442万円)からとなっている。

【ABJのコメント】
「フォルクスワーゲン ティグアン」は「トゥアレグ」よりも小さいSUVモデルで、今のフォルクスワーゲンのラインナップの中ではかなり売れすじのモデルである(特にヨーロッパでは)。そのため、今回の3世代目の「フォルクスワーゲン ティグアン」も基本的にはキープコンセプトモデルで、正直言うといったいどこが変わったのだろうかと、従来型と並べて間違え探しをするようなフルモデルチェンジであるが、れっきとしたブランニューモデルであることは言うまでもない。

またまた個人的にほっとするのはディーゼルエンジンも選べるし、内燃機関をちゃんと維持してくれていることで、それだけでなんだか安心するのだから現金なものである。さらに価格も今回の予想ではなかなかいい感じのプライスタグで、このところ値上げばかりのニュースを見ている者にとってはこの点でもちょっと安心する価格となっている。とはいっても500万円ではあるが、ほかのSUVモデルと比較するとこの「トゥアレグ」の価格は悪くないところにあるといえるだろう。あとは「ゴルフⅧ」で大不評のタッチパネルなどの操作性が改善されてることと、DSGやプラグインハイブリッドの信頼性が全く心配いらないところまで改良されていることを期待したい。(KO)

Text: Peter R. Fischer
加筆: 大林晃平
Photo: autobild.de